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三嶺(1,893.6m)


平成26年11月16日(日)
 
高知県香美市
 
高知県の山

三嶺(1,893。6m)

     (高知県の最高峰)

     

平成26年11月16日(日)快晴

高知県香美市

 

今回は、香川県の最高峰である竜王山(1,060m)と高知県の最高峰である三嶺(1,893.6m)へ登る予定で出発した。

各県最高峰を目指すN氏に同行しての山行である。5時30分に自宅へ迎えに来ていただく手筈であったが、予定より早く5時20分にN氏がおいでになった。N氏の性格は心得ているので、早々に準備をして待っていたので慌てることはなかった。

すぐに出発した。早朝の名岐バイパスを走り、一宮木曽川ICから5時50分に東海北陸自動車道に上がった。後は、東海北陸自動車道、名神高速道、阪神高速3号、第2神明道路、阪神高速5号、神戸淡路鳴門自動車道と乗り継いで、四国に入り、今度は、高松自動車道と徳島自動車道を乗り継いで、美馬ICで下り、国道438号で登山口へたどり着く計画である。ルートはいろいろ検討した結果、上記のようなルートとなったのである。

7時00分に大津SAに着いた。ここでトイレ休憩である。そして、7時10分に出発し、西宮ICを7時50分に通過した。芦屋料金所を8時00分に通過し、8時35分に須磨料金所を通過した。ETCで通過するにしてもいくつか料金所を通過するので煩わしい。自然渋滞もあるが、料金所での渋滞もあると思う。そんなことをぶつぶつ言いながら、淡路島に入り、8時45分に淡路SAに着いた。ここでトイレ休憩して、8時55分に出発した。そして、大鳴門橋を渡って、四国に入り、9時37分に鳴門料金所を通過した。さらに9時46分に高松自動車道を板野ICから下りて、一般道を走り、徳島自動車道に乗り換えることにした。その前に給油をしたときに、タイヤの空気圧を見てもらったら、右側後輪にひび割れがあり、パンクしているようだというので、早速、修理をしてもらった。その間に朝食とも昼食ともわからない食事をした。そんなアクシデントで9時55分から10時25分まで30分間ガソリンスタンドにいたことになった。さて、パンク修理を終えて、出発し、10時27分に藍住ICから徳島自動車道に上がった。そして、11時00分に美馬ICから流出した。以後は、国道438号を北上すると、三頭トンネルがあるが、その手前に「竜王山」という道路案内標識があるので間違えることなく、そこで左折する。トンネルに入ったら行きすぎなのでUターンするしかない。国道438号から左折し、藤宇の集落まで上がってくると、「竜王山」という案内標識があるので、また、左折する。次には鋭角に右折するのであるが、ここにも「竜王山」の看板があるので安心である。そして、尾根に上がってくると、左手にトイレと案内看板、右手に駐車場がある三叉路に着く。この三叉路で左折するのである。このまま直進すると、竜王神社の入口があるので、引き返してほしい。左折して、右手にトイレを見て、舗装路を少し上がると、竜王山の登山口がある。そして、反対側(左側)には駐車場がある。車は3〜4台駐車できるであろう。なお、トイレの付近にも駐車場があるので、そこに駐車しても大した距離があるわけではない。

11時44分に登山口に到着した。準備をして、11時50分に出発し、阿波竜王山と讃岐竜王山を登り、12時36分に下山してきた。

 

さて、12時45分には車をスタートさせ、次の三嶺の登山口となる名頃駐車場に向かった。国道438号に出て、美馬ICを通過し、吉野川を渡って、どんどん南下した。

それにしても国道438号は一宇集落や貞光集落を通るが、山岳道路であり、クネクネの狭隘な道路である。そして、つるぎスキー場を過ぎると、尾根を乗り越えて、剣山の登山口である見ノ越に出る。剣山へ登った時に泊まった民宿に見覚えがあった。さて、今度は、ここから国道439号をクネクネと下っていくことになる。そして、名頃ダムを過ぎると、やがて、「三嶺登山口」という案内標識が出てくる。

 

(左折地点)

 

ここで、左折して、橋を渡ると、正面に「三嶺登山口、名頃駐車場」が見える。休憩舎と水洗トイレもある立派な駐車場である。

 

(駐車場)

 

14時37分に到着した。いやしの温泉郷で日帰り入浴する予定であったが、そんなに汗もかいていないので、入浴はパスした。明日は6時出発と決めていたので、登山口を確かめてから、夕食の準備に取り掛かった。

(休憩舎)

 

(トイレと登山口方向)

 

(登山道の案内図)

 

登山口には明日は「シカ捕獲作業」があるという紙が掲示してあった。また、旧登山道は、崩壊が激しいので、新登山道を利用するようにという看板もある。さらに林道は一般車通行止めとなっていた。

さて、そんなことを確認した後、休憩舎の中で、夕食と宴会が始まった。いつもの缶ビールとおでんである。私は、非常用食料を準備した。明日の登山を考えると、そんなに酔っぱらう訳にもいかず、ほどほどに切り上げて、明るいうちにシュラフにもぐりこんだ。N氏がテントを持参していたので、余分な荷物はテントに入れて、我々は車中泊とした。ところが、ここにきて、私がシュラフを忘れたことに気が付いた。幸いN氏がシュラフを2枚、毛布を2枚持ってきていたので、それらをお借りして、寝ることとなった。しかし、今夜は氷点下まで冷え込むという予報であった。防寒具を着こんでシュラフにもぐりこんだが、足の指先が冷たかった。N氏は自分が2枚着ようと用意していたシュラフを、私が1枚お借りしてしまったので、1枚しかなく、寒くて眠れなかったご様子であった。まったくの大失態であった。

さて、5時30分に起床して、準備をしていたら、自衛隊の車が多数駐車場に入ってきたので何事か?と思ったら、「シカ捕獲作業」だという。自衛隊と高知県、猟友会、森林管理局の方々総勢70人余で三嶺の高知県側の斜面のシカを捕獲するのだという。シカが増えすぎて食害に悩まされているからである。高知県の関係者が徳島県側から入山して、三嶺の南側(高知県側)の斜面を1列横隊で下りながら、シカを追い詰め、麓で待ち受けた猟師がシカをズドンと射殺するのだそうだ。それにしてもシカごときに自衛隊とは物々しい。自衛隊も大変だな。シカ捕獲作戦の一行は、林道を終点まで車で上がり、あとは、尾根へ直登するのだという。

 

(登山口の看板)

 

(登山口)

 

さて、我々は、ようやく明るくなった、6時10分に新登山道から登り始めた。6時43分にいったん林道に出た。

 

(いったん林道を横切る)

 

(右手の階段を上がる)

 

するとちょうど猟友会のマイクロバスが上がってきた。ここには駐車広場があるので、今日は「ここまでなら車で上がって来れたのに」と思った。マイクロバスをやり過ごし、6時48分に林道の右側から階段を上がって尾根に出た。ここからは、尾根を忠実に登っていく。

 

(1517mピーク)

 

7時41分に1517mピークに着いた。ここで、右へ曲がっていったん緩やかに下る。

 

(三嶺頂上 1.8kmの道標)

 

すると、7時46分に「三嶺山頂 1.8km」という道標がある場所に着いた。名頃からここに合流する登山道もあったようだが、今は廃道になっているようだ。ここから登りに転じ、右山でトラバースしながら登っていくと、8時00分に尾根に出た。自衛隊は林道終点から、この尾根を上がってきたのであろうか。

 

(尾根に出る)

 

ここには、「←三嶺山頂 下山方向→」という道標がある。ここで、90度右へ曲がって尾根を登っていくとこになる。

 

(1600m地点)

 

8時10分に「1600m」という標柱があった。この付近が「ダケモミの丘」なのであろうか。この先で8時14分から8時21分まで、N氏にまんじゅうをごちそうになり、休憩した。そして、展望が開け、ザレ場に出たところで、8時35分から8時38分まで休憩した。ここで、下山してきた女性の単独行とすれ違った。聞くところによると、この女性は昨日剣山へ登り、剣山から縦走して、避難小屋に1泊し、今朝避難小屋を出て、三嶺を経由して名頃へ下山するのだという。名古屋からバスできたというなんという健脚か!!びっくりである。こんなところでへたばって休憩している我々がお恥ずかしい。そんな女性に励まされ、ザレ場を登っていると、なんと後ろから自衛隊が登ってくるではないか。なんだ、自衛隊より我々の方が先行していたのかと安心するやら、抜かれまいぞと力をいれるやら・・・そんな中で、危険地帯を通過し、8時54分に池畔に飛び出した。

 

(池畔の道標)

 

もう三嶺山頂は近い。道標には「下山道(名頃、ヒュッテ、三嶺頂上へ300m」と表示してある。

ヒュッテは寄らず、山頂に向かう。9時06分に三嶺の山頂(1,893m)に着いた。

 

(三嶺山頂)

 

(山頂)

(3等三角点)

 

(石鎚山)

 

(剣山と次郎笈)

 

(石鎚山)

(ヒュッテ)

 

天気は快晴で360度の素晴らしい展望である。記念写真を撮ったり、展望を楽しみながらおにぎりを食べていると、自衛隊が上がってきた。狭い山頂はすぐにいっぱいになる。自衛隊の隊長は、気を利かしてかまだ全員が到着していないが、先発隊はシカ捕獲作業の現場へ下るという。その現場で(シカ捕獲作戦の)隊を編成するといって下っていった。

我々とて、長い帰路があるので長居もできず、ほぼ予定どおりの9時28分に下山にかかった。9時37分に池畔まで下り、9時45分にここから急斜面の危険地帯を下り、ザレ場を過ぎたこところで、9時53分から9時58分まで休憩した。あとは、順調に下って、「1600m」の標柱で、10時08分から10時13分まで休憩した。10時17分に「三嶺山頂→、下山方向←」の道標のところで、90度左へ曲がり、10時24分には「三嶺山頂1.8km」の道標を通過した。そして、10時28分から10時33分まで「1517m峰ピーク」で休憩して、10時57分から11時04分まで林道で休憩した。ここには1台車が駐車していた。やはり、ここまで車で上がってくる登山者もいるのだと思った。最後の下りにかかり、11時19分に駐車場に下り立った。無事に下山で来てよかった。

さて、帰路は、11時53分に出発し、昨日の道を美馬ICに向かって引き返した。13時45分に美馬ICから徳島自動車道に上がった。14時12分に藍住ICで下りて、今度は、14時23分に板野ICから高松自動車道に上がった。15時10分に淡路SAでトイレ休憩し、15時21分に出発した。あとは、15時31分に垂水JCTを通過し、18時00分に大垣西ICで下りるまでノンストップで来た。18時40分に岐阜へ着いたので、いつものとおり、反省会と称して祝杯を上げた。N氏に送っていただいて19時55分に帰宅した。ほぼ予定通りであった。

 

(データ)

高速代     920円

      2,830円

      1,410円

      3,670円

      3,870円

        820円

        210円

      2,520円

        310円

        920円  合計 17,480円

 

パンク修理 2,700円

 

ガソリン代 3,531円

      3,802円

4,279円  合計 11,612円

 

       総合系 31,792円

 

 使用燃料  76.9g

 

 走行距離 890.4km

 

 平均燃費  11.6km/g