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中白根山・間の岳・北岳


平成26年9月7日(日)〜9月9日(火)
 
山梨県南アルプス市
 
山梨県の山

中白根山(3,055m)

間の岳(3,189.3m)

北岳(3,192.4m)

                  

  平成26年9月7日〜9日

                    山梨県南アルプス市芦安

 

 南アルプスの百名山である、間の岳へ行く計画を立てた。百名山の99屋目である。土日を狙っていたが、天気が悪いため躊躇していた。仕方がないので平日に休暇を取っていくことにした。前回の8年前は、北岳と間の岳と農鳥岳のセットで1泊2日の予定であったが、北岳のみを登って、北岳山荘に泊まったが、天候が悪く、あとの予定をキャンセルして下山してきた。そのため、百名山では間の岳が残ってしまっていた。そのリベンジなのである。

今回は、強行スケジュールを避け、前日に出発して、芦安駐車場で前泊する計画で、間の岳をメインにして、余裕があれば北岳も登るという計画である。

9月7日(日)の13時25分に家を出た。13時44分に関ICから東海北陸自動車道に上がる。13時49分に美濃関JCTから東海環状自動車道に入る。さらに土岐JCTから中央自動車道に入り、15時14分に駒ヶ岳SAに着いた。やはり、昼間であるため、深夜の運転より、運転しやすい。トイレ休憩を済ませ、15時24分に出発した。16時27分に韮崎ICから流出した。高速料金は、休日割引のため、3,400円であった。途中の韮崎市内のスーパー「オギノ」に、16時30分から16時40分まで立ち寄り、弁当とビールを購入して、芦安市営駐車場へ向かった。17時24分に芦安駐車場に着いた。無料の大駐車場でトイレ、日帰り温泉(700円)もある。暗くなる前に、夕食をとり、18時17分には早々に車中泊とした。

さて、明けて9月8日(月)は、4時00分に起床した。起床したときには、すでにタクシーは来ていたが、始発の乗合タクシーは、5時40分の予定である。出発準備をして、発車を待った。他の乗客も集まり、9名になると、定刻より早いが、5時23分に出発した。おかげで6時03分と予定より早く広河原に着いたので助かった。6時06分に出発した。案内に従って野呂川に架かるつり橋を渡り、広河原山荘の前を通って、登っていく。

 

(二俣、白根御池の分岐点)

 

6時26分には二俣コース(大樺沢コース)と、白根御池コースの分岐点に来た。今日は、八本歯のコルから間の岳を目指す予定なので、大樺沢コースを進んだ。6時46分には左岸から右岸へと渡った。土砂崩落により、右岸に迂回路ができているようだ。そして、7時04分から7時06分まで休憩していると、女性の単独行が追い抜いて行った。聞けば、北岳を日帰りするのだという。随分と健脚の持ち主だ。ザックは軽いとはいえ、今の私にはそんな元気がない。7時20分に「広河原約1時間30分、二俣チップ制公衆トイレ約1時間」という道標を過ぎると、7時21分には左岸へ渡り返す。

(二俣分岐点)

 

そして、7時58分に「二俣」に着いた。ここには、左は、「八本歯のコル約2時間30分、北岳山頂約3時間30分、北岳山荘約4時間」、手前は、「広河原約2時間」、右は、「白根御池小屋約30分、チップ制公衆トイレ1分」、直進は、「肩の小屋約3時間、北岳山頂約3時間40分」という道標がある。前回は、北岳山荘から八本歯のコルを経て、二俣へ下山してきたのであるが、今回はその逆コースを登っていくことになる。

 

(これから登る沢)

 

相当な急登である。8時04分に出発し、バットレスからの落石に注意しながら登っていく。9時18分に「八本歯のコル約1時間、二俣約45分」という道標のある場所に着いた。

 

(上二俣)

 

ここは、上二俣というのだろうか。さらに急登は続き、9時48分に「北岳山頂約1時間40分、二俣約1時間、広河原約3時間」という道標の場所に着いた。

 

(沢の源流部)

 

ここからは、尾根に取付き、梯子の連続となる。休み休みでないと登れない。9時59分から10時02分、10時13分から10時16分と少し登っては休みながら、10時28分にようやく「八本歯のコル」に出た。ここには、手前は、「広河原約3時間」、右は、「北岳山頂約1時間20分、北岳山荘約1時間20分、間の岳約3時間」、左は、「ボーコン沢の頭約1時間15分、池山小屋約3時間」という道標がある。

 

(間の岳)

 

間の岳、農鳥岳がデーンと構えている。すごい迫力であるが、まだまだ遠そうである。北岳山荘も見える。さて、10時35分には重い腰を上げたが、まだまだ、急登は続く。北岳山頂へのコースタイムは、小太郎尾根分岐点経由より、この八本歯経由の方が、短くなっているが、この急登は相当なものだ。10時41分から10時43分まで休憩しながら、なんとか岩場の尾根を登り、11時05分にトラバース道分岐点に出た。

 

(富士山)

 

(暗部に北岳山荘)

 

直進は、「北岳山頂約50分」、左は、「間の岳約2時間30分、北岳山荘約50分」、手前は、「八本歯のコル約20分」という道標がある。やれやれ、ここからはトラバース道になるかと安どした。11時10分に出発した。トラバース道といっても、鎖場や桟橋があり、気が抜けない。

 

(稜線分岐)

 

11時24分に稜線分岐に着いた。ここには「北岳山荘約25分、八本歯のコル約45分」という道標がある。ここからは安心な登山道となる。11時39分に北岳山荘に着いた。

 

(北岳山荘上の道標)

 

北岳山荘は、稜線の少し下にあるので、稜線に上がると、右は、「北岳山頂約1時間」、左は、「間の岳約1時間40分」、手前は、「北岳山荘」という道標がある。ここで、コンビニで仕入れたおにぎりを食べた。ザックを北岳山荘にデポして間の岳をピストンするか、このままザックを背負っていくかと考えたが、山の上のこととて、何が起きるか分からず、結局、ザックを背負っていくことにした。ちょうど、前方を空身で登っていくパーティがあったので、それを追いかける形で、11時52分に出発した。ジグザグの急登をなんとか登り切り、12時32分に中白根山山頂(3,055m)に出た。

 

(中白根山山頂と富士山)

 

きれいな富士山をはじめ、素晴らしい展望である。前方のパーティは、中白根山をパスして、間の岳を目指して進んでいった。12時36分に出発して、前方の3人パーティを追った。

 

(中白根山からの間の岳)

 

ここからは、ピークをトラバースしながら、緩やかな登りとなるが、距離はまだまだある。途中で、」3人パーティを追いこし、13時28分に間の岳山頂(3,189.3m)に着いた。

 

(間の岳山頂)

(間の岳山頂)

(三等三角点、相の岳)

 

(点名:相の岳)

 

とうとうやったのだ。夢にまで見た間の岳である。遠かった。三等三角点は、「相の岳」という名前であった。13時42分、3人パーティが到着すると入れ替わりに下山した。14時25分に中白根山を通過し、14時46分に北岳山荘に着いた。ここまでに水1.5リットルを消費した。肩の小屋まで行くことも考えたが、体力が限界であった。すぐに宿泊手続きをした。素泊まり5,800円、夕食1,700円で7,500円を支払った。水は無料である。朝食は1,200円、弁当は1,000円であったが、朝食は5時から弁当は4時30分に渡すとのことであったので、お断りした。明日は4時00分に出発の予定であったからだ。北岳山荘は、混雑していたが、さすがに平日なので、畳1畳に1人のスペースで寝ることができた。また、山小屋には珍しく、水洗トイレであり、まあまあ快適であった。間の岳へ登ることができたので、早速、缶ビールを1本飲んだ。夕食は、サバの味噌煮であった。ご飯とみそ汁はお変わり自由である。ビールを飲まなかったので、珍しくご飯とみそ汁をおかわりした。

 

(夕日)

 

(千丈岳)

 

(北岳)

 

(間の岳)

 

食後に外に出てみると、夕日がきれいであった。多くの登山者がカメラを構えていた。富士山も終始きれいに見えていた。消灯は20時00分であった。朝早く出るからと言ったら、入口に近い場所にしてくれて、隣の布団(スペース)が空いていたので、安眠することができた。

さて、9月9日(火)は、3時00分に起床し、準備をして3時40分に出発した。外は、満月で(昨日は中秋の名月)月明かりでも登れそうであったが、ヘッドランプを点けて歩き始めた。

 

(満月)

 

満月が本当に大きくきれいであった。甲府市や駒ヶ根?の夜景が見えた。4時09分に「八本歯のコル約50分、北岳山頂約40分、北岳山荘約20分、間の岳約2時間」という道標がある分岐点に出た。北岳山頂まで、まだ40分もかかるのか?北岳山荘からちょうど1時間の4時40分に「吊り尾根分岐」に着いた。「北岳山頂約20分、北岳山荘約50分、八本歯のコル約30分」という道標がある。さて、ここから岩場の登りとなり、山頂かな?と思われるピークを乗り越え、5時03分にようやく北岳山頂(3,192.4m)に出たのであった。

 

(北岳山頂)

 

(北岳山頂と満月)

 

(三等三角点)

 

(点名:白根岳)

 

誰もいない本日のりであった。三等三角点は、「白根岳」という名前であった。風が強いのでウインドブレーカーを着こんで、岩陰で朝食のおにぎりを食べた。今日は昨日よりも天気がよく、快晴である。しかし、東の空は雲があり、ご来光は無理のようであった。富士山をはじめ360度の展望が楽しめる。さすがに日本第2位の標高を誇る。日本で一番高いところから富士山を存分に眺めることができた。5時25分に肩の小屋へ向けて下山した。

 

(両俣分岐点)

 

5時40分に両俣分岐点に下り立った。「北岳山頂約20分、肩の小屋約15分、白根御池小屋約2時間、広河原約4時間、両俣小屋(増水時通行不可)約4時間」という道標がある。

 

(日の出)

 

(日の出)

 

この付近で雲からご来光があったので写真を撮った。さて、急な岩場の尾根を下って、5時54分に肩の小屋に着いた。ここでウインドブレーカーを脱いだ。

 

(肩の小屋と北岳)

 

(甲斐駒ケ岳)

 

(鳳凰三山)

 

今日は快晴なので、素晴らしい展望を楽しみながら下って行った。6時17分に小太郎尾根分岐点に着いた。

 

(小太郎尾根分岐点)

 

ここには「肩の小屋約30分、北岳山頂約1時間20分、小太郎山約1時間20分(帰りも同時間)、白根御池小屋約1時間30分、広河原約3時間20分」という道標がある。ちょうど、白根御池に泊まった登山者が登ってきた。6時23分に急な斜面を下り始めた。

 

(二俣、白根御池の分岐点)

 

6時31分に「二俣(大樺沢)約1時間20分、白根御池小屋約1時間20分、広河原約3時間20分、肩の小屋約50分、北岳山頂約1時間30分」という道標のある分岐点に来た。ここで、白根御池コースへと下った。白根御池小屋に泊まった登山者とすれ違いながら、いわゆる草すべりを下る。

 

(白根御池湖畔の分岐点)

(白根御池)

そして、7時09分に白根御池畔に下り立った。眼下に白根御池が見えてから随分と遠かった。白根御池の湖畔には、「肩の小屋約3時間20分、北岳山頂約4時間、二俣約30分、広河原約2時間10分」という道標がある。

 

(白根御池小屋)

 

このすぐ先にある白根御池小屋を左に見て、先を急ぐ。まずはトラバース道であるが、平たん路ではなく、結構アップダウンもあり、疲れてきた体に堪える。そうこうしながらも、7時32分に急降下する下降点に着いた。

 

(下降点)

 

広河原から白根御池コースをとると、ここまでがすごい急登になるわけである。「北岳、白根御池小屋←→広河原(急登ここで終わり)」という標識がある。ここを下ったのであるが、聞きしに勝る急登である。7時44分にベンチのある休憩適地に着いた。さらに、急降下は続き、7時58分にもベンチのある場所に下り立った。ここには、「北岳、白根御池小屋←→広河原」という標識があった。沢の音が大きくなってきたのでもう近いだろうと最後の力を絞りだし、気を引き締めて下った。そして、8時15分にようやく昨日通った二俣コースと白根御池コースの分岐点に下り立ったのであった。もう安心であろう。8時28分に広河原山荘を通過し、つり橋を渡って、8時31分に広河原に着いた。ちょうど乗合タクシーが止まっていたので、9時00分発のタクシーかと思ったら、始発は10時20分だという。約2時間もある。仕方がないので、付近をブラブラして時間をつぶした。後から登山者が下山してきて、5人になったところで、乗合タクシーがでるというので助かった。出発は、予定より約30分早い9時52分であった。そして、10時30分に芦安駐車場に着いた。さっそく、山装束を解いて、10時44分に車をスタートさせた。芦安駐車場の前にも日帰り温泉があり、県道12号線に出るまでにも日帰り入浴があったが、立ち寄らずに帰宅を急いだ。穴山橋のたもとで、国道20号に合流し、道の駅「はくしゅう」で昼食休憩をした。そして、小淵沢ICから中央高速自動車道に上がった。12時02分であった。12時12分に「中央道原PA」で土産を買い、さらに駒ヶ岳SAで12時57分から13時05分までトイレ休憩した。以後は、14時09分に土岐JCTを通過し、14時33分に美濃関JCTを通過して、14時37分に関ICで高速を下りた。帰りは休日割引がないので、4,500円であった。そして、給油を済ませ、15時05分に帰宅した。その後、三田洞神仏温泉へ入浴に行った。

 

 

高速料金は、3,400円(休日割引)+4,500円=7,900円

総走行距離は、588km

使用燃料は、40.37リットル

燃料代は、6,617円

平均燃費は、14.5km/リットル

 弁当代は、1,769円

 

 北岳山荘は、7,500円

 

 土産代は、1,728円

 

 合計   25,514円