カレンダー  岐阜県の山 東海の百山 ぎふ百山 続・ぎふ百山 日本百名山 愛知130山 岐阜県外の山 岐阜の山旅

金剛山(1125m)
湧出岳(点名:金剛山)(1112m)


平成26年6月29日(日)曇り
 
大阪府千早赤阪村・奈良県御所市
 
奈良県の山

金剛山(1125.3m)

湧出岳(1111.9m)

      

                    平成26年6月29日(日)曇り

                    奈良県御所市

                    大阪府千早赤阪村

 

今日は、大阪府の最高地点を含む、金剛山へ行きました。金剛生駒紀泉国定公園の一角で日本200名山でもある。しかし、私にとっては、金剛山というより、その西山腹にある千早城跡に興味があった。1332年楠木正成が構築した千早城の城跡があるというのである。千早城跡の説明板から引用する。「元弘2年(1332年)楠木正成が構築し、翌年5月まで百日間、藁人形等の奇策をもって、鎌倉幕府軍の攻撃に堪えて建武中興の原動力となった難攻不落の名城である。標高約660米で、城の南(妙見谷)、北(風呂(ふろん)谷)、西(大手口=現在地)の三方は急斜面で、府道との比高は150米、東方だけが尾根伝いに金剛山に通じる天然の要害である。五百数十段の石段を登ると、四の丸があり、それより本丸までの奥行が約300米、その比高は約30米である。太平記に、敵は百万騎、身方は僅かに千人足らずにて「誰ヲ(たの)(いつ)待共(まつとも)ナキニ城中ニコラヘテ防ギ戦イケル楠木が心の程コソ不敵ナレ」とある。」となっている。楠木正成ファンとしては、どうしても見ておかずばなるまい。

さて、5時02分に自宅を出発し、長良川右岸を南下し、5時46分に木曽三川公園の治水タワーを通過する。5時55分には桑名東ICから東名阪自動車道に上がる。亀山ハイウエーオアシスで6時17分から6時20分まで休憩し、ここから高速を降りて(480円)、国道25号(名阪自動車専用国道)を走る。いつも思うのであるが、ここは一般国道で制限速度は60km/hになっているが、60km/hで走っていようものなら、大型トラックに追い立てられる。怖くて60km/hで走るには相当な勇気がいる。なぜ、この道路が60km/h制限になっているのか理解に苦しむ。実際、80km/hから100km/hで走っている車がほとんどなのである。このとき気づいたが、一部の区間は70km/hに緩和されていた。それでも制限速度が遅すぎると思う。7時07分に針テラスでトイレ休憩した。7時15分に再出発し、7時20分に天理ICから西名阪自動車道に移る。7時30分に料金所(310円)を通過した。そして、7時44分にも料金所(310円)を通過した。西名阪の料金システムがわからない。なぜ、料金所を2度も通らねばならないのか。それぞれに310円であるが、定額方式なのか。料金所の先で高速に上がって、料金所の手前で下りれば無料ということか。そんなことを考えながら、7時49分に藤井寺ICで下りた。あとは、道路標識に従って、国道170号を南下する。そして、国道309号へ左折する。ここにも道路標識があるので、安心である。今度は道の駅「かなん」のすぐ先の交差点で右折する。ここにも「金剛山」「千早赤阪」の看板がある。あとは、また、府道705号線へと右折するのである。右折すると、右手に千早赤阪村役場がある。あとは、道なりに進んでいけばよい。案内標識もある。「金剛山登山駐車場」という看板が目立つようになると、やがて、金剛山登山口の看板がある。

 

(登山口)

 

そこで、左折して少し上がると、有料駐車場(600円/回)が2か所ある。駐車場にはトイレもある。

 

(登山道入り口)

 

(有料駐車場)

 

(トイレ)

 

(有料駐車場)

 

(千早本道は、突き当りを右へ)

私はUターンして戻り、手前の有料駐車場(500円/回)に入れた。

 

(有料駐車場)

 

料金箱があり、車のナンバーを書いたメモとともに料金箱に入れるようになっていた。今日は日曜日であるからなのか料金徴収のおじさんがいたのでちゃんと領収書をくれた。

8時32分に出発した。まずは、府道を歩いていく。

 

(登山口)

 

5分ほどで先ほどの金剛山登山口に着いたが、私はこの登山口ではなくて、もうすこし歩いた先の千早城跡への登山口から登るつもりであった。金剛山登山口の近くには有料駐車場が府道の両側にある。きれいなトイレもある。登山口から100mほど先の右手に駐在所があり、その向かいに千早城跡への石段がある。

 

(登山口からさらに先へ進む)

 

(千早城跡への登り口)

 

8時42分にこの石段を登り始めた。よくここまで整備されたと感心しながら、ずっと続く石段を登っていった。そして、8時54分に千早城跡(四の丸跡)に出た。たしかに、いま登ってきた石段を含めて、三方は急斜面で東方だけが金剛山への尾根となっている。8時57分にさらに東方へ進むと、千早本道から上がってくる道と合流し、9時03分に本丸跡(630m)に出る。本丸跡には、いまは千早神社が建てられている模様である。ここも一応登山の対象にはなっているらしく、わきの木には山名板が取り付けてあった。

 

(石柱)

 

(千早城址)

 

(石柱)

 

(休憩所)

 

9時07分に出発し、尾根伝いに金剛山を目指した。千早神社の裏手へ回ると、9時10分に休憩所がある場所に出た。

 

(千早本道に合流)

 

さらに細い道を下ると、9時12分に千早本道に合流した。千早本道の2合目となっていた。9時14分に2合目を出発、9時16分には楠木正儀(正成の三男)の墓がある場所に出た。説明板によれば、「楠公首塚説」もあるということだ。

さて、9時17分にここを出発したが、千早本道は山頂まで石段または、木製の階段となっている。9時22分に3合目を通過し、9時28分には4合目を通過し、9時34分に5合目に出た。

 

(5合目のトイレ)

 

ここにはトイレと休憩所があった。また、金剛山頂まで1,400mという看板もあった。そして、相変わらずの階段道を登り、9時44分に6.5合目、9時48分に7合目、9時54分に8合目をそれぞれ通過した。10時01分に9合目に着いたが、ここで、登山道が2分しており、左は「楽な道」、右は「近道」となっており、迷わず近道を選択する。金剛山頂へ300mの看板があり、これに励まされて急な階段を登る。

 

(国見城址)

 

(国見城址の標柱)

 

10時06分にようやく山頂広場の一角に飛び出した。「千早本道登山口へ約3km」という道標があった。広場を歩いて、10時08分にトイレの前の交差点に出た。さすがに金剛山である。すごい人なのだ。人であふれている。案内に従って「金剛山国見城址」へ向かうと、10時11分に国見城址=金剛山山頂(1125.3m)に着いた。ここも広場になっているが、ここにも多くの人が休憩中であった。大阪方面の展望がよいとされているが、今日はガスで何も見えない。ロープウエーの金剛山駅を含めたこの一帯を金剛山と称しているが、その山頂はどこなのか。地形図によると、葛木神社の裏手あたりに1,125m地点があるので、そこに間違いなかろう。そんな訳で、10時17分に出発して、葛木神社を目指した。標識に従って、葛木神社に向かうと、なるほど葛木神社の手前に「金剛山の最高地 葛木神社」という看板があった。

 

(葛木神社=金剛山最高地)

 

(金剛山最高地の石柱)

 

10時25分に葛木神社に着いた。神社の前には「金剛山頂」という今日の年月日が入った看板が用意されている。記念撮影用なのか。もっとも最高地点は神社の中なので入ることができない。

さて、金剛山のもうひとつの見どころは、1等三角点だ。10時28分に葛木神社を出発し、ダイヤモンドトレイルの方へ下る。10時33分に「一の鳥居」があるダイヤモンドトレイルとの交差点に出た。四辻になっている。こちらが葛木神社の正門側なのかも知れない。さて、10時36分にここからダイヤモンドトレイルを少し歩くと、10時」37分に「1等三角点」の案内板がある分岐に出る。その分岐を左へ登っていく。すると電波塔のようなものがあり、その前を右へ上がると、10時41分に1等三角点(1,111.9m)があった。

 

(1等三角点)

(山名板)

 

(同地にもう1つの山名板)

 

山名板があるが、「湧出岳(1,112m)」と「金剛山(1111.08m)」の2種類があった。察するに、国土地理院の点名は「金剛山」なのであろう。金剛山=1,125mという言い方が浸透しているので、だれかが「湧出岳」という名称を付けたのであろうか。

さて、名前のことは後で調べることにして、10時49分に往路を下山した。10時52分に「一の鳥居」を通過し、10時58分には葛木神社も通過し、11時03分に山頂広場に出た。あとは、一目散に下るのみ。11時05分に「9合目」を、11時18分に「5合目」を、11時28分に「2合目」をそれぞれ通過し、2合目からは千早本道を下った。11時35分に登山口に下り立った。11時38分に府道に出て、11時44分に駐車場に戻ってきた。

11時54分に駐車場を出発し、藤井寺ICから西名阪自動車道に乗り、13時40分に伊賀PAで休憩した。13時53分にここを出発し、14時08分に亀山ハイウエーオアシスを通過し、14時36分に桑名東ICで下りた。14時47分に木曽三川公園の治水タワーを通り、15時45分に帰宅したのであった。

 

総走行距離:491.6km

総燃料:22.34リットル

燃費:22.0km/リットル

燃料費:3,664円

高速代:2,200円