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西方ヶ岳(764.1m)
さざえヶ岳(685.5m)


平成26年2月1日(日)晴れ
 
福井県敦賀市
 
福井県の山

   西方ヶ岳(764.1m)

   サザエヶ岳(685.5m)

   

平成26年2月1日(土)晴れ

福井県敦賀市

 

今日は、以前から気になっていた敦賀半島の縦走に出かけた。この山の名前をあげたとき、山仲間が「自分も行きたい。」と言っていたのを思い出し、その友人を誘ったところ、快く同意していただき、一緒に行くことになった。

午前6時ちょうどに待ち合わせて、一路、敦賀市へ向かった。いつものように国道303号の八草トンネルを抜ける。坂内や滋賀県の金居原地区は道路わきにも積雪があり、敦賀半島はどうなのか?と気になってきた。車は順調に走り、道の駅「あぢかまの里」でトイレ休憩とした。その後、国道8号で敦賀市へ入り、市街地はナビにより順調に通過した。ナビはなくても、「敦賀原発」の案内標識があるので、これに従えばよい。敦賀半島へ向かう、県道33号線(佐田竹波敦賀線、敦賀半島横断道路)に入れば後は1本道である。県道33号線は途中で左へ曲がり、敦賀半島を横断し美浜原発の方へ向かうので、県道33号線が左折するT字路を直進し、今度は県道141号線(竹波立石縄間線)に移り、常宮神社を目指す。

 

 

 

するとすぐに常宮神社の看板があり、左手に鳥居が見えてくる。その鳥居をくぐるとすぐに駐車場とトイレがある。8時06分に到着した。

 

ほぼ予定通りである。高速を使わなくても十分に到着できる距離である。

さて、準備をして、8時14分に出発した。まずは、トイレを左に見て、さらに駐車場の奥へと進むと、左手に常宮神社がある。

 

常宮神社を左に見てそのまま直進すると、集落の民家の中へ入って行く。

 

すると、電柱に「西方ヶ岳登山口」という案内板が付けてある。

 

看板の位置は3mくらいの高い所についているので、あるいは見落とすかも知れない。集落に入ってすぐである。ここで、左へ曲がると、集落内の狭い舗装路になるが、山手の方へ上がっていくので間違いない。クランクに曲がって登っていくと、その先左手に墓地があった。その右手には「真福寺」というお寺があった。

 

 

その墓地とお寺の間の道路を進むと、四つ辻があり、その角に「西方ヶ岳頂上3.5km」という看板があった。

 

 

8時19分であった。これで間違いはない。

いつも思うことだが、他県のこうした登山者用の看板などの整備に感謝したい。それに比べてわが県のお粗末なこと極まりない。そんな状況で県内の遭難件数が増えているので、遭難防止対策協議会が、登山者に対して、登山届を出すことの徹底とか、安全登山のPRとかを行うと報じていたが、登山者側にばかり押し付けるのではなく、「地元として対策することはないのか。」と言いたい。登山届に関して言えば、いまはメールでも県警へ登山届を提出することができるようだが、私が試みた時は、「受信者側の都合により送信できません。」というエラーメッセージであった。時間をずらしたり、日にちを変えて、数度、試みても同じ結果なので、あきらめました。そのことは人を介して県警側には伝えましたが、県警からの回答(人を介したうえでの)は、「こちらに不都合は見つからないので、もう一度やってみて。」というものでした。もちろん、そう1度試みましたが結果は同じでした。その後、改善されたかどうかは確認していない。同じようにメールで登山届を受け付けている○○県とかは、登山届を送信すると「登山届を受け付けました。お気を付けて登山を楽しんでください。」というメッセージが送られてきました。対応の違いに驚いた次第です。

 

 

 

たいへん余談になってしまったが、登山口の看板を確認して、いよいよ登山道に入って行くと、「きんたろうの火の用心」という大きな看板があった。

 

 

ここからしばらくはコンクリートの登山道であり、その後、黒い硬質プラスティック製の階段になる。8時26分に分岐があり、「立石線 47、48」という案内板があった。

 

 

鉄塔巡視路の案内板であろう。この道は、鉄塔巡視路になっているのだろう。いつも見慣れている中部電力の案内板ではないので、関西電力か北陸電力であろうか。それは、ともかく、「NO.48鉄塔」への道を直進する。

 

すると、8時34分に「奥の院展望所」という大岩がある場所に着いた。大岩に登ってみると、なるほど、敦賀湾のすばらしい展望が広がっていた。さて、展望を楽しんだあと、8時38分に出発し、さらに登って行くと、8時42分にちょっとしたピークを越えて、8時45分に「NO.48鉄塔」に着いた。登山道の左手にあるが、うっかりしていると気付かずに通過してしまうかもしれない。ここからは痩せ尾根を進んで行く。そして、8時51分に「NO.49鉄塔」の横に出た。

 

 

こんどは登山道の右手に鉄塔がある。鉄塔への登り口に案内板があるが、文字は判読できない。

さらに登って行くと、9時06分に小さな沢を渡る。

 

 

そして、9時13分に「銀名水」に着いた。岩の間から水が湧き出ている。また、「西方ヶ岳1.8km 常宮1.7km」という看板がある。つまり中間点付近となる。飲料水はここまでに500mL消費した。

小休止のあと、9時18分に出発した。

 

 

9時34分には「オウム岩」に出た。「常宮2.1km 西方ヶ岳1.4km」という看板があった。ここからの展望も素晴らしかった。9時40分にここを出発したが、この付近から登山道に積雪が出てきた。アイゼンは持っていたが、肝心のワカンとスパッツを忘れてしまった。同行者は、スパッツを持っていのでよかった。私は、雪が登山口の中に入って足が冷たい。

 

 

それでも我慢して登り、10時28分に西方ヶ岳(764.1m)に飛び出した。「さざえヶ岳へ1.8km 常宮へ3.5km」という看板がある。

 

 

また、三角屋根の避難小屋もある。途中で追い越された単独の男性はすでに到着していた。

この男性は、さざえヶ岳まで往復するというので、我々も予定通り、さざえヶ岳まで行くことにした。10時47分に出発し、先行の単独行の男性に続いて、その足跡を追いつつ、尾根道をさざえヶ岳へ向かった。

 

 

 

11時22分にカモシカ台、尼池への分岐点に着いた。「カモシカ台、尼池へ0.2km」という看板と「さざえヶ岳30分、カモシカ台5分、尼ヶ池3分」という看板があった。やはり雪中行軍は疲れるし時間もかかる。カモシカ台へ行くのは諦めて、さざえヶ岳へと直進した。尾根道はアップダウンがあり、いくつかのピークを越える。11時47分と、12時02分にピークを越えて、やっと、12時13分に「さざえヶ岳(685.5m)」に飛び出した。

 

 

3等三角点がある。「さざえヶ岳 標高685.5m 浦底へ3.0km 西方ヶ岳へ1.8km」という看板があった。敦賀湾の展望が美しい。はるか遠くには、白山や越前の山々が見える。同行者のギンナンご飯を頂いた。とてもおいしいかった。しかし、雪が登山口に入って足が冷たくて、早々に下山して、まずは西方ヶ岳まで戻ることにした。

12時35分にさざえヶ岳を出発し、12時46分と13時00分にピークを越えた。そして13時22分にカモシカ台分岐まで戻ってきた。さらに13時28分に敦賀湾の好展望地を通過し、西方ヶ岳への最後の登りにさしかかる。この登りが一番堪えた。とくに三角屋根の避難小屋が見えてからが辛かった。それでもなんとか、耐えきって、13時59分に西方ヶ岳へ戻ってきた。地形図では三角点は記載されていないが、看板によると、50mほど先に3等三角点があるようだ。しかし、この疲れ具合では、三角点まで行く元気がなかった。

西方ヶ岳で小休止のあと、14時10分に下山にかかった。「オウム岩」には14時37分に下ってきた。ここからは、雪がないのでありがたい。14時47分に出発し、14時57分に「銀名水」まで下り、小休止し、ここを15時00分に出発し、15時05分に沢を渡って、15時13分に「NO.49鉄塔」、15時16分に「NO.48鉄塔」を通過して、15時18分に小ピークを越えた。あとは、一気に下って、15時20分には「奥の院展望所」を通り、15時23分に「立石線 47 48」という看板のある分岐を通過して、15時27分に登山口に下り立った。あとは、集落内を歩いて、15時30分に駐車場に戻ってきた。

同行者が帰りつくのを待ち、同行者が下山してきたら、着替えと荷物を片付け、15時50分に出発し、帰路に就いた。途中、コンビニでトイレ休憩と買い物をし、往路と同じ道を通って、18時00分に帰宅した。