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唐子山(点名:奥麻生村)(662.2m)

平成25年6月8日(土)晴れ
 
福井県敦賀市
 
福井県の山

   唐子山(点名:奥麻生村)(662.2m)

 

               平成25年6月8日(土)晴れ

               福井県敦賀市

 

今日は、三角点探索の山行きとなった。滋賀県の余呉湖北東方面の山だ。この付近は柴田勝家と羽柴秀吉が戦った、あの賤ヶ岳合戦の史跡が多くある。興味のあるお方には堪えられない地域であろう。

また、「点名:西柳ヶ瀬」と聞けば、その名前に惹かれて、岐阜人としては来ないわけにはいくまい。また、柳ヶ瀬山(点名:中尾山)という山もあることをご存知か。さらに柳ヶ瀬という地名もあり、柳ヶ瀬トンネル(北陸道)、柳ヶ瀬隧道(県道140号線)もあるのだ。柳ヶ瀬隧道は、その両側の入口に、なんでも日本で最初のトンネル?とかの説明している石碑もある。

6時46分に自宅を出た。いつものように国道303号、県道284号線を経由して余呉町で国道365号(北国街道)へ出る。今日は、「点名:今市」、「点名:新堂」、「点名:西柳ヶ瀬」と3つの点名を巡ってきた。そして、唐子山を目指していたのだ。国道365号を北上すると、越前市、南越前へと敦賀への道路標識がある。そこで国道365号から右折するとすぐに柳ヶ瀬隧道がある。この隧道は交互通行で入口に信号機があり、長時間待たされる。柳ヶ瀬隧道は幅員が狭く、対面通行が出来ないため、交互の一方通行となっているのだ。さて、このトンネルを東から西へ抜けるとすぐに右折する。トンネルを出てすぐに右折なので、手前から注意していないと通り過ぎてしまう。右折した林道は玄蕃尾城跡の登山口まで通じている。この唐子山の登山口は、その玄蕃尾城跡への登山口の手前である。玄蕃尾城跡への登山口までは、舗装林道が通じており、終点には簡易トイレも設置されている。小川で手洗いもできる。十分な駐車スペースもある。以前来たときは、この駐車場から柳ヶ瀬山(点名:中尾山)と玄蕃尾城跡を巡っている。

さて、玄蕃尾城跡への林道を上ってくると、右への林道分岐がある。この林道は入口にチェーンがかかり、「入山禁止」の看板がある、未舗装の林道である。地形図では途中から破線になっているが、この林道を使うのが一番登りやすそうである。玄蕃尾城跡の登山口から滋賀、福井県境尾根を南下してくるルートも考えられるが、県境尾根から分岐する地点が不明瞭であろうし、さらにそこからは薮であろうから、難渋するであろう。

 

 

そんなわけで、未舗装林道の入口付近に路駐して、長い林道歩きをすることにした。11時41分にスタートした。

 

 

12時18分に林道の分岐に出た。右手には送電線の鉄塔が見える。この分岐を右へとった。しかし、林道は左山でトラバースしているのみで一向に登っていく気配がない。そして、さらに悪いことに持参した「地形図」を林道の途中で落としてしまったことに気づいた。なんということか、登山道がはっきりしている山と違い、薮山で地図がないのは致命的だ。林道も下りになってきたので、やむなく12時30分にUターンした。12時38分に分岐まで戻り、さらに林道を下ってきて、12時46分に落とした地形図を発見した。ここで、気を取り直して山へと向かう。12時56分に再び分岐点に引き返し、分岐を右へと進む。左山で進むが、右手の展望が開けている。13時06分に先ほどUターンしたところまで来た。さらに進むと、13時07分に林道の終点に達した。

林道終点から明瞭な踏み跡が延びていた。踏み跡は少し左山でトラバースした後、ワラビの群生の中を直登していた。山菜取りのための踏み跡なのか?摘み取った後の山菜もあった。しかし、尾根を直登しているため、この急登は半端じゃない。背後の展望が和らげてくれる。なんとか上りきると、13時30分に鉄塔巡視路に出た。分岐から見えていた送電線鉄塔だ。ここからは、快適な巡視路の尾根歩きである。

13時36分に最初の鉄塔に出た。先には2番目の鉄塔も見えてくる。

 

13時41分に2番目の鉄塔に出た。

沢の向こうには3番目の鉄塔が見える。あの鉄塔の近くに唐子山の三角点(点名:奥麻生村)があるはずだ。ここから少し下っていくと、13時45分に鞍部に下り立った。

 

ちょうどここに左から明瞭な登山道が合流してきていた。さらに登り返すと、13時47分にピークに出た。

 

ここから鉄塔巡視路を離れ、左手の尾根を進むと、県境尾根へでられる筈である。しかし、今日はもう時間がないので、県境尾根から柳ヶ瀬山(点名:中尾山)まで周回するのは無理であろう。来た道をピストンで帰るか、先ほどの明瞭な登山道を下るかである。そんなことを考えながら、巡視路を進むと、13時49分に3番目の鉄塔に出た。

この鉄塔の付近に三角点があるかと探したが見つからない。ここから少しだけ下って登り返したところが唐子山(2等三角点、点名:奥麻生村)のようだ。鉄塔から巡視路を下って鞍部を通り登り返す。すぐにピークに出て下りになる。少し下ると、4番目の鉄塔が見えたが、どうもおかしい。ピークから右手の尾根にあがるのであろうが、踏み跡は一切ない。それで、鞍部まで戻り、鞍部から薮の中を掻き分けてピークを目指した。

 

13時58分、薮の中にようやく三角点を発見した。唐子山(2等三角点、点名:奥麻生村)であろ。発見できてよかった。薮の中ではあるが、薮は背丈が低いので展望はある。まあ、巡視路からの展望もあるが。

14時05分に下山にかかった。この時点で柳ヶ瀬山(点名:中尾山)へ周回することは諦めた。2番目と3番目の鉄塔の鞍部から明瞭な登山道を下るのが一番早いであろう。14時08分に鉄塔巡視路へ出て、14時10分にピークに達し、ここから鞍部へ下って14時11分に分岐点の鞍部に着いた。

ここから往路を離れ、明瞭な踏み跡を下った。途中で沢へ降りたり、不明瞭な箇所もあったが、14時25分に林道へ下り立った。

林道には登山口の目印のテープがあった。この林道を左へ下っていくと、14時31分にあの分岐へ出た。往路では右手の林道へ進んだのである。ということは、林道分岐を左へ進み、沢筋から取り付けば、最短で唐子山へ到達できるということだ。

あとは、林道を歩き、14時59分に林道入口の駐車地点に戻った。今日はこれまでと、車をスタートさせ、帰路についたのであった。途中で給油を済ませ、帰宅は17時00分であった。すぐに三田洞神仏温泉へ入りにいった。以前は無料であったが、いまは200円である。それでも自宅の近くだし、安いからよかろう。