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思親山(1,030.9m)
平成25年3月9日(土)快晴
山梨県南部町
今回は、ダイヤモンド冨士を見ようと、日の出のダイヤモンド冨士である山梨県の身延町と南部町、さらに夕日のダイヤモンド冨士である神奈川県の山北町を目指したのであった。
午前2時00分に自宅を出発、新東名か中央高速かで迷ったが、往路は中央高速、復路は親東名高速を利用することにした。2時15分に関ICから東海北陸自動車道に上がり、美濃JCTで東海環状自動車道に移る。そして、2時45分に土岐JCTで中央自動車道に乗った。深夜のこととて、順調に流れ、3時05分から3時10分まで恵那峡SAで休憩し,3時58分から4時03分まで駒ケ岳SAでトイレ休憩をしたが、どうしても眠くて4時15分から4時35分まで小黒川PAでも休憩してしまった。その後、5時31分に双葉JCTから中部縦断自動車道へと乗り入れる。そして、5時44分に増穂ICで国道52号へ下りた。
国道52号を南下して、まずは富士見林道へ上って日の出のダイヤモンド冨士を見ることにした。富士見林道は1月12日に「富士見山」へ登ったとき来たので迷わず到着できた。堂平方面から富士見山登山口のある平須を過ぎ、トンネルの手前では富士山が見えていたが、トンネルを抜けると富士山が見えなくなってしまった。それで、やっと気がついた。ダイヤモンド冨士を見ることが出来るポイントとして富士見林道からはトンネルの手前(北側)しか書いてなかった意味が。トンネルの北側からダイヤモンド冨士を見ることが出来るのは、1月末ころなのだ。それが、身延山では3月13日となっているので、南へ行くほど遅くなるのであるからと、富士見林道を南へ向かったのであるが、トンネルを抜けると、富士山が見えなくなるのである。これでは何ともならない。急いでUターンしてトンネルの北側まで戻るともう日の出の時刻であったが、ダイヤモンド冨士とは程遠い、富士山からの日の出ではなかった。
ダイヤモンド冨士を見ることは、またしても失敗、気を取り直して今度は身延山の登山口を探しに行くことにした。身延山にはロープウエーがあるが、この駐車場が観光地価格(?)ということで非常に高額である。ロープウエーで往復するならともかく、登山道を歩いて登山するとなると、時間がかかり時間単価で設定してある駐車料金はどんどん跳ね上がるという仕組みなのだ。それで、他の登山道はないものかと調査に来た次第。パンフレットには「廃道につき通行不可」となっている東尾根の登山口を探したが、登山口はおろか登山道の看板すら見つからない。既に廃道のため登山口とかの案内はないのであろう。いざとなれば、地形図を頼りに尾根を登っていくしかない。廃道とはいえ尾根には踏み跡くらいはあるだろう。
そんな訳で、こちらの登山口を探すのは諦めて、七面山の登山口と赤沢宿からの身延山への登山口を探すことにした。国道52号から県道37号線、南アルプス公園線(通称:南アルプス街道)を西進する。そして、身延町から早川町へ入ったら、赤沢宿の看板を目印に、トンネルを抜けたらすぐに左折する。あとは赤沢宿へ一本道であるが、この道が狭隘で急カーブ、急坂の連続である。相当気をつけて運転しないと危ない。そして、何とか赤沢宿に到着する。山の斜面にへばりつくように民家が点在している。この赤沢宿を通り越してさらに登っていくと、十万部寺、思親閣(身延山)方面への案内板があった。それによると、車での通行は出来ず、徒歩でのみ通行可能と書いてある。ということは、登山道は通じているということだ。もとより車で行こうとは思っていない。それでも案内に従って車で登っていくと、路肩に静岡ナンバーの車が1台駐車してあり、2人組が登山準備をしている。そこを通り過ぎてさらに進むと、何と!!土砂崩れにより文字通り通行できない。しかたなくUターンして戻ると、先ほどの登山者がスタートするところであった。聞けば、やはり身延山までいくという。どのくらい時間が架かるかと尋ねると「2時間くらい」だという。それで、一緒に登りましょうと誘われたが、今日は登山口の下見だからとお断りした。
さて、次はここから下って、いったん剣道37号線の角瀬まで戻り、改めて羽衣へ向けて、川の左岸側を川沿いにさかのぼる。こちらは1本道で迷うことなく終点に達する。終点には林の中に駐車場とトイレがある。駐車場は木々の間に止めるようになっており、多くは駐車できない。それで、その手前にも駐車場がある。さらに手前の河川敷のよう場ところには広い駐車場がある。
さて、駐車場の横から登山道が始まる。登山道の看板と鳥居と大きな門がある。登山口を通り越して直進すると、橋があり、その橋の向こう側に白糸の滝が見える。端を渡った向こう側に「お万の方」の銅像がある。徳川家康の側室で七面山の女人禁制を解いたひとがとか・・・
これで、七面山の登山口は確認したので、次は南部町の思親山へ向かうことにした。南アルプス街道を国道52号まで出て、国道52号をさらに南下する。そして、JR内船駅を目指す。冨士川の左岸である。国道52号は冨士川の右岸を走っているので、南部町に入ったら左折して冨士川を渡らねばならない。冨士川を渡って、冨士川の左岸側の剣道10号線を南下すると、JR内船駅がある。このJR内船駅の前に「佐野方面、天子湖方面」という看板がある。また、「ぴゅあ峡南100m」という看板もある。
それで、このJR内船駅のすぐ南側で左折してJRの線路を渡る。踏切を渡ると、突き当たるがここで本来左折すべきところを右折してしまった。「佐野方面」という看板があったせいであるが、おかげでずいぶんと遠回りをしてしまった。どうも「八木沢」を経由してしまったらしい。
それでも林道三石山線の看板を見つけ、ここから林道三石山線へ入った。途中で、思親山への東海自然歩道の道標があった。南側から思親山へ登る登山道であろう。佐野峠は思親山の北側にあるはずだと、ここは通過してさらに北上する。すると三叉路があった。
JR内船駅の踏切を渡って左折すると、この三叉路へ登ってくるようだ。このことは帰路に確認した。さて、さらに林道を直進すると、思親山への分岐があった。
ここから右折して佐野峠へ向かうが、この林道は舗装はしてあるが、狭くて坂も急である。ジグザグに登っている。約1.8kmで佐野峠に出ます。正面に富士山がデーンとそびえています。この景色は圧巻です。ここまで来た甲斐があった。大満足です。しかし、ここまで来たからには思親山山頂まで登らないわけにはいかない。佐野峠の登山口には、「思親山 45分 (佐野峠)」という案内板がある。差の峠から思親山山頂までは45分となっている。
10時34分に登山口から登り始めた。登山口からいきなり急登が始まる。佐野峠が鞍部になっているから当然であろう。10時45分に「思親山まで1km」の看板を通過し、この急登をこなすと、あとは多少のアップダウンのある稜線歩きとなる。
最初のピークは急登が一段落したコブのようなところだ。10時47分にコブに着いたのであるが、ここには東海自然歩道の「火の用心」の看板があった。
さらに雑木林の坂道は続き、10時53分に次のピークに出た。ここまでは雑木林であったが、ここから植林の中の平坦な道となる。
そして、木製階段を上がって、10時57分にピークに出た。植林の中に東海自然歩道の「佐野峠←→思親山」という道標がある。ここから下りとなり、10時59分に鞍部に下り立った。
ここには「思親山林道終点20分」「佐野峠」「思親山」という道標がある。佐野峠に思親山林道の入口があったが、ゲートが閉まっていた。鞍部には東海自然歩道の道標もある。ここから木の階段を登るとピークに出るが、ここには「思親山まで0.2km」という看板が足元にあった。
そして、ここから少し下って、最後の木の階段を登ると、そこが思親山の山頂であった。11時05分に思親山山頂に着いた。山頂には「思親山」「八木沢←→佐野峠、上佐野」という看板がある。山頂では1人の登山者が写真を撮っていた。往路では2人の登山者とすれ違った。地図にも載っていない山であるが、さすがに富士山の展望台であるがゆえであろう。富士山がきれいに見える。富士山はいつ見ても感動ものだ。
さて、きれいな富士山を眺めて大満足して、11時14分に下山にかかった。下山は早い。11時16分に「思親山まで0.2km」地点を通過し、すぐ下の鞍部を11時17分に通過、さらに11時19分と11時23分にピークを越えて、途中で先行者を追い越し、11時26分に最初のコブを通過した。あとは、急な下りで11時32分に佐野峠の駐車場へ下り立った。
佐野峠から内船駅への下りは、正規(?)の林道を通った。以下の写真は、下りに撮ったので登りのときとは逆の順番です。
そして、次は、夕日のダイヤモンド冨士を見るため、富士山の東側まで移動することにした。目指すは神奈川県山北町の大野山と丹沢湖の千代の沢園地展望台である。まずは、大野山へ登ってみることにした。国道52号を南下して、新清水ICから新東名に上がった。そして、御殿場ICで下りる。国道138号を走り、右折して国道246号に移る。あとは、国道246号を東進し、JR御殿場線の谷蛾駅を過ぎ、谷蛾トンネルと瀬戸トンネルを抜けると、安戸交差点がある。ここで国道246号から分岐して斜め左へ入る。そして、すぐのトンネルをくぐらず、その手前で左折する。ここに「大野山ハイキングコース」の看板がある。あとは、大野山への看板に従って狭い道を登っていく。ところが!!ところが!!なんと!!なんと!!あと少しで大野山というところで、パトカーとおまわりさんがいて、通行止めとなっていた。何でもこの先で火事がありいま消火作業中まので通行規制しているとのこと。ちょうど救急車が下ってきたところであった。ここまで来て、火事に遭遇するとは・・・それで、いろいろ迂回路がないか探したが、結局、その火事の現場をとおらないことには大野山へ着けないことがわかった。1箇所登山口を見つけたが、付近に駐車場もなく、片道1時間以上かかるという表示だったので大野山は諦めた。ちなみに大野山のダイヤモンド冨士を見る適期は3月18〜19日となっている。
こんなアクシデントに遭遇し、今度は丹沢湖の千代の沢園地展望台へ向かった。こちらのダイヤモンド冨士の適期は、3月5〜6日である。果たしてダイヤモンド冨士が見えるか!!国道246号へ戻って、御殿場方面へ引き返し、清水橋交差点で右折して、県道76号線を丹沢湖を目指して北上する。道なりに進めば、トンネルを抜けて丹沢湖畔へ出た。そして、丹沢湖に架かる橋を渡り千代の沢園地の案内に従って右折すると、学校の前をとおり、また、丹沢湖に架かる橋を渡ると突き当たりになるので、そこで右折して50m先が千代の沢園地であった。駐車場とトイレがある。
ここで車中泊も可能であろう。さて、振り返ると、富士山は見えるが黄砂のためかすんでいる。太陽は富士山の左側の裾の上に輝いていた。これではダイヤモンド冨士にはなりそうにない。それに黄砂がひどくて富士山そのものがよく見えない。
しかし、せっかく展望台があるのだからと、15時43分に「千代の沢展望台」へと出発した。15時48分に第1展望台と第2展望台との分岐点に着き、15時49分に第1展望台に出た。富士山の見え方はよくなったが、黄砂でかすんでいるのはどうしようもない。15時51分にここを出て、第2展望台へ向かった。15時51分にぶんきまで戻り、15時54分に第2展望台へ出たのであった。ここでは木の枝が富士山の展望を邪魔をしている。16時06分に下山した。16時09分に分岐を通過し、16時13分に駐車場に下り立った。
こんな具合で、ここでもダイヤモンド冨士を諦めて、もっと富士山の近くへ行けばよく見えるのかと山中湖方面へ移動することにした。それで、国道246号まで戻り、御殿場方面へ西進し、国道246号から県道150号線へと右折した。そして、冨士宮市に入ると、やがて国道138号に合流する。ちょうどこのあたりで太陽が富士山の裾に沈みかけていたので、急いで道路わきに車を止め、写真を撮った。また、自衛隊の駐屯地の前へ移動して写真を撮った。もう山中湖へ移動しても太陽は沈んでいる。それなら山中湖へ行く意味がない。
それで、本日の行動は終了して、帰ることにした。復路は新東名と決めていたので御殿場ICへと向かった。少し渋滞があり、御殿場IC入口で少々戸惑ったが、17時26分になんとか御殿場ICから新東名高速に上がった。あとは、高速をひたすら走るだけ。新清水PAで18時00分から18時15分までトイレ休憩した。そして新城PAで19時30分から19時35分まで休憩し、20時06分に豊田JCTを通過し、東海環状自動車道に移った。さらに、五とう蒔PAで20時36分から20時38分まで休憩して、21時02分に関ICで高速を下りた。途中、21時05分から21時21分までスタンドで洗車と給油をして、21時35分に帰宅したのであった。本日は、行動時間20時間、高速代5,700円、ガソリン使用量66リットル、ガソリン代9,745円、走行距離970km、燃料消費率14.7km/リットルである。さすがに疲れました。