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三上三山縦走
妙光寺山(267.5m)
東光寺不動山(260m)
展望の峰(230m)
田中山(292.9m)
旗振山(280m)

平成25年2月23日(土)曇り時々雪
 
滋賀県野洲市
 
滋賀県の山

三上三山縦走(三上山北尾根縦走路)

妙光(みょうこう)寺山(じやま)(267.5m)

東光寺(とうこうじ)不動山(ふどうやま)(260m)

田中山(たなかやま)甲山(かぶとやま))(292.9m)

旗振山(はたふりやま)相場振山(そうばふりやま))(280m)

 

                                                                                                    

平成25年2月23日(土)曇り一時雪

                    滋賀県野洲市

 

 実はダイヤモンド富士を見に行こうと計画しているのであるが、なかなか好機が訪れない。今日は、夕方から用事があるので、遠くへは行けない。さらに、天気がよくない予報であったので、美濃の山々は残雪があり(雪の下で)三角点を確認できないので、琵琶湖の南岸の方へ行くことにした。このところ通いつめている湖南アルプスの近くである。近江富士(三上山)から北へ延びる尾根上に妙光寺山、田中山などがあり、誰が呼び出したか、三上三山と呼んでいるらしい。○○三山、○○五山、○○アルプスなどという響きに惹かれるものがある。

 三上三山は、三上山(432m)、妙光寺山(267m)、田中山(293m)というらしいが、旗振山(283m)も加えると4山となる。三上山は独立峰なので、登って下るのに時間がかかるし、以前に登っているので、今回の縦走には加えなかった。

4時35分に家を出た。一路関ヶ原へ。途中で融雪材を散布している作業車とすれ違い、融雪材をもろに浴びてしまった。しかし、まだこの付近は積雪はなく、凍結もないようだった。関ヶ原に入っても積雪が増えてきたわけでもなかった。5時28分に関ヶ原ICから名神高速に上がる。滋賀県に入ると雪が舞ってきた。さらに彦根、八日市ICを過ぎるころには、雪は本降りとなってきた。しかし、竜王ICを過ぎ、6時30分に栗東ICで下りる頃には雪は止んでいた。栗東ICから国道8号へ下りて、国道8号を北上すると、右手に稲荷神社があるので、その先で右折する。

国道8号から右折地点

右折したところ

 

妙光寺山磨崖仏の案内看板

 

右折するとすぐに「妙光寺山磨崖仏」という案内看板がある。さらに進むと、左手に野洲中学校がある。

 

 

野洲中学校の横

その中学校の横で、道路はY字路となり、2手に分かれる。左へ行くと旗振山の登山口へ、右手に行くと妙光寺山の登山口となる。今日は周回する予定なので、どちらでもよいが、一応妙光寺山から登って反時計周りと決めていたので、右手へと進み、妙光寺山磨崖仏の案内に従って集落内の狭い道を進む。

看板で左折する

また、妙光寺山磨崖仏の案内看板があるので、左折する。

左折する前方に赤い鳥居が見える

駐車地点

すると、すぐ先に赤い鳥居が見える。

登山口

その赤い鳥居が登山口のようだ。それで、その手前の路肩広場に駐車する。下山して来てわかったことだが、旗振山の登山口となる墓地の前には、2台くらい駐車できる路肩広場があるので、どの方向から周回するにしても、そちらに駐車した方がよいと思う。

 登山口の道標

6時55分に出発した。赤い鳥居をくぐると、すぐの道標があった。それには「妙光寺山磨崖仏まで400m」「国道8号まで650m」「福林寺跡磨崖仏まで650m」と表示してある。また、「緊急連絡ポイントY-―8」という表示もある。なかなか手の込んだ配慮だと思う。6時56分にここから樹林帯の中を登っていくと、6時59分にも「妙光寺山磨崖仏まで320m」「妙光寺山登山口まで80m」という道標があった。そして、7時01分に「妙光寺山磨崖仏まで250m」「妙光寺山登山口まで150m」という道標を、7時02分には「妙光寺山磨崖仏まで210m」「妙光寺山登山口まで190m」という道標を、それぞれ通過した。こうした丁寧な道標は、磨崖仏まで来させようという配慮なのであろうか。道標に勇気付けられて登っていくと、7時05分にその磨崖仏の入口に着いた。

ここには、岩屋がある。岩神様?不動明王?なにかわからないが祠がある。この入り口分岐には、「妙光寺磨崖仏まで70m」「妙光寺山登山口まで330m」「出世不動明王まで650m」「妙光寺御池まで1.2km」という道標がある。また、「緊急連絡ポイントY-―6」という表示もある。まず、磨崖仏を見に行った。左山でトラバースしていくと、7時09分に磨崖仏に着いた。なるほど大きな岩に仏様が刻んである。必見の価値はあるだろう。

妙光寺山磨崖仏

 

さて、7時10分に分岐まで戻った。妙光寺山へ向けて登って行き、7時16分に尾根上に出た。妙光寺山と東光寺不動山の尾根の鞍部である。左へ行くと東光寺不動山、右へ行くと妙光寺山である。「緊急連絡ポイントY−4」という看板とともに「妙光寺山←→妙光寺山磨崖仏」「出世不動明王 御池、三山縦走路←→妙光寺山」という看板がある。展望がよい。正面に三上山(近江冨士)が端正な勇姿を見せている。反対側にはこれから周回して行く田中山、旗振山が見えている。ここでは右手へ進み、まず、妙光寺山の山頂を踏んでおくことにした。

妙光寺山

7時19分にピークを越え、7時22分に妙光寺山山頂(270.5m)に出た。樹林に囲まれ展望はない。7時25分に下山した。7時27分にピークを越えて、7時29分には分岐まで戻ってきた。今度は分岐を直進し、そのまま尾根を進んでいく。7時31分にはピークに出るが、ここには、「出世不動明王 御池←→妙光寺山」「妙光寺山←→三上三山縦走路」「緊急零落ポイントY−3」という看板がある。ここが東光寺不動山か?と思ったが、その表示は全くない。腑に落ちないが縦走路を進んでいくしかないだろう。すると、7時35分に東光寺不動山(260m)に出た。

東光寺不動山

田中山と旗振山

妙光寺山

 

三上山

 

なんだ、ここが東光寺不動山か、こんなに近いのか。さきほどのピークの三叉路も東光寺不動山の一部としても問題はなかろう。この東光寺不動山山頂は岩場で広くはないが展望はよい。7時38分にここを出発して下っていくと、7時48分に三叉路分岐に出た。ここには、「緊急連絡ポイントM−19」「妙光寺山←→田中山」「←三上山」がある。さらに縦走路を進むと、7時52分に「緊急連絡ポイントM−20」「三上山 妙光寺山←→田中山」「希望ヶ丘文化公園西ゲート 近江冨士花緑公園」という看板がある三叉路分岐に出る。ここから北尾根縦走路を田中山目指してどんどん進む。すると、7時54分には「北尾根縦走路」の看板が2つ続いてあり、7時55分にも同じように「北尾根縦走路」の看板が2つ続けてあり、7時56分にもまた同じように「北尾根縦走路」の看板が2つ続けてある場所に出た。ここにはさらに「緊急連絡ポイントM−21」と「希望ヶ丘文化公園西ゲート 近江冨士花緑公園」の看板があった。ここで、左へ曲がって坂を登ると、7時57分にピークに出た。このピークにも「北尾根縦走路」の看板がある。さらに8時00分にも「北尾根縦走路」の看板の場所を通過して、8時03分に林道へ下り立った。この林道の峠付近には水道施設の貯水タンクがあった。林道へ出たら、左へ少しだけ林道を下ると、8時04分に「展望の峰」への登り口に着く。ここには、「緊急連絡ポイントM−23」「展望峰 田中山」の看板がある。ここから急な坂を登っていくと、8時13分に「緊急連絡ポイントM−24」「展望峰 田中山」「希望ヶ丘文化公園西ゲート」という看板のある場所を通過し、8時15分に「展望の峰」に出た。

 

展望の峰

 

なるほど素晴らしい展望である。また、「緊急連絡ポイントM−25」の看板もある。もう田中山は目の前である。ここからはいったん下りになる。そして、8時19分に田中山との最低鞍部に下り立つ。ここは「緊急連絡ポイントM−26」になっている。ここから登りに転じ、8時26分に大岩があり、「北尾根縦走路」の看板のある場所を通過し、8時29分に同じような「北尾根縦走路」の看板のある場所に出ると、そこはもう田中山の山頂(292.9m)であった。

 

田中山山頂

 

8時29分に前方に三角点が見えた。「緊急連絡ポイントM−27」の看板があったが、山頂を示す山名板はなかった。しかし、ここからの展望も素晴らしい。なんでも山火事があり、樹林が燃えてしまったために展望がよくなったとのこと。皮肉なものだ。

8時35分に旗振山へ向けて下山した。8時37分に「三上山 田中山←→野洲中学校 旗振山」という看板の場所をとおり、8時38分にも同じ看板の場所を通過した。

 

旗振山山頂

 

そして、8時39分に旗振山(相場振山)山頂(283m)に出た。山頂には大きな岩がある。この岩の上で旗を振ったのであろうか。ここには「旗振山(相場振山)283m」と「田中山 三上山←→野洲中学校」という看板もある。

さてこれであとは野洲中学校へと下るのみである。8時44分に下山を開始し、8時47分に鉄塔に出た。この鉄塔の下をくぐって下っていくと、8時50分にも鉄塔に出た。ここは「緊急連絡ポイントM−30」にもなっている。この鉄塔は右側を迂回し、どんどん下る。8時53分に野洲中学校への看板を通過し、8時54分にも同じ看板を通過する。

 

 

そして、8時56分に墓地に下り立った。ここには「旗振山登山口」という看板があり、「緊急連絡ポイントM−31」という看板もある。

 

ゲートの向こうに登山口がある

 

橋を渡ってゲートを抜けると林道へ出る。この林道を下っていくと、9時00分に野洲中学校の横へ出る。ここは郎路に通った、旗振山登山口と妙光寺山登山口とが分かれるY字路である。ここからは往路に車で走った集落内の狭い道を歩いて、駐車地点である妙光寺山登山口まで歩いた。9時04分に駐車場所に到着した。周回コースの完了である。

すぐに車をスタートさせたが、まだ時間があったので、守山市内や野洲市内を観光した。といっても、民族資料館や神社仏閣である。そして、10時38分に栗東ICから名神高速に上がり、11時25分に関ヶ原ICで下りて、あとは一般道を走り、給油も済ませて12時40分に帰宅した。