![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|
三 ツ 峠 山
御巣鷹山(1775m)・開運山(1785.2m)・木無山(1732m)
平成24年11月4日(日)快晴
今日は、富士山の展望台の雄といわれる三ツ峠へ向かった。三ツ峠山というのは、御巣鷹山、開運山、木無山の3つの峰を併せた総称のようである。登山口や山頂にある現地の看板にそのように記述されている。そうであるならば、主峰の開運山(三ツ峠山)だけで下山してしまうのは自分に納得できない。しかし、御巣鷹山と木無山の山頂は、樹林に囲まれ展望はたいしてよくはなく、富士山の雄姿すら見えない。富士山の雄姿は3つの峰の間の尾根上にある展望台や三ツ峠山荘や開運山の山頂から眺めることができる。この雄姿は筆舌に記しがたい。あれこれ話を聞くより自分の目で確かめることが一番だ。富士山の好展望台というだけあって、この三ツ峠は、初心者でも簡単に登ることができる。登山口までバスも通じているし、登山口には無料駐車場もトイレも完備している。登山口からは林道のような広い道が山頂(展望台)まで通じている。また、ロープウエーのある天上山(カチカチ山のモデルとなった?)から、尾根通しで登ることもできる。山道を歩くのはどうも・・・というお方には、車で行ける天下茶屋という富士山の絶景スポットがある。
前置きが長くなったが、ここからが本題である。東海地方からは、中央高速の一宮御坂ICから国道137号で新御坂トンネルを経由するのが一番早い。新御坂トンネルを抜けてすぐに県道708号線(御坂みち)へ左折する。トンネルを抜けるとすぐの交差点だから注意していないと見過ごしてしまう。これがいやなら、新御坂トンネルの手前から左折して、県道708号線で旧御坂トンネルへ向かうのもよかろう。ただし、この県道708号線は、ヘアピンカーブの連続でセンターラインもないため、慎重な運転を強いられる。どちらから来てもよいが、旧御坂トンネルの南側に前述の「天下茶屋」があり、さらにしばらく下ったところに「三ツ峠登山口」バス停がある。河口湖側から国道137号を上がってくると、新御坂トンネルの手前で右折、一宮御坂側から上がってくると、新御坂トンネルを抜けてすぐに左折、ということになるが、この県道708号線を上がってくると、三ツ峠登山口のバス停があるので、そこから右折して登山口へ向かう。登山口の駐車場が一杯で駐車出来なければここに駐車して、登山口まで歩かねばならない。三ツ峠山は人気の山らしく、実際に登山口バス停から歩いて来る登山者とすれ違ったし、登山口のバス停の駐車場も満杯であった。
さて、私は、天下茶屋から富士山の絶景を写真に撮ってから登山口バス停まで戻り、林道を登山口まで車で上がった。舗装された駐車場は10台くらいしか駐車出来ないが、付近には未舗装の駐車可能な広場がある。トイレ前にも駐車できるが地ならししただけの者で、普通車では注意が必要だろう。登山道は車で上がれるほどの広さがあるので、4WD車などは、登山道を少し上がった駐車広場に駐車していた。私は、6時前に着いたのであるが、駐車場は満杯状態であった。
幸いなことに舗装され、白線で区画してある駐車場が1台分だけ空いていた。天下茶屋まで行ったのがまずかったかな?と思った。天下茶屋へ行かず、こちらへ直行してすぐに登山を開始すれば、日の出に間に合ったのかな?と思った次第であるが、もう後の祭りだ。
そんな訳で、6時12分に出発した。広い林道のような登山道であるが、坂は急である。ジグザグに付けられている。実際、車も通行しているようで、轍がある。山荘へ物資を運んだりしているのであろう。急坂の続く登山道をジグザグに登っていくと、なんと!!エクストレイルが1台駐車してあった。ここまで上がって来たが、ここで諦めてここから歩いたのであろうか。その場所を過ぎてもさらに急坂は続くが、6時41分にベンチのある平坦地に出た。丁度、先行者が休んでいた。「あと、どのくらいですかね。」と聞かれたので、「あと20分くらいでしょう。」と答えて先を急いだ。尾根に近くなると、登山道の両脇に霜柱が一杯あった。そう言えば、登山口の温度は0℃であったのを思い出した。寒いんだなあと思いながら、まさしく20分経過したころ、展望台(三ツ峠山荘)と四季楽園への分岐点に出た。展望台への右へ進むと、7時03分に展望台に飛び出した。
目の前に富士山がすごい迫力で迫っていた。すごい!!久々の感動ものだ。山頂部は真っ白で、左右対称の裾野が広がり、富士山はどう見ても登る山ではなくて、眺める山なのだと実感した。尾根の一帯は降霜で真っ白であった。また、霜柱が一杯あった。
さて、この後、三ツ峠の由来となる3つの山頂を踏むため、7時14分に、まずは、木無山へと向けて歩き出した。すぐに方位盤のあるピークがあり、これが木無山なのかとも思ったが、さらに先へと下って見ると、7時19分にもピークがあり、その先に木無山の看板があったので、ここを木無山の山頂と判断して、7時21分に引き返した。ここには、「天上山を経て河口湖へ、母の白滝を経て河口湖へ、三ツ峠」という道標があった。7時24分に先程の展望台まで戻り、さらに先へ進むと、7時26分に「三ツ峠山荘」に飛び出した。ここからの富士山もまたまた美しい。筆舌に尽くしがたい。7時28分にさらに先へと開運山(三ツ峠山)を目指して進む。すぐにまた、方位盤のある丘のようなピークに出た。
7時29分である。ここを「木無山」とする解説本もあるらしい。さて、このすぐ下に「四季楽園」はある。目の前には「開運山」と少し離れて「御巣鷹山」の見えるが、いづれも山頂付近には電波塔や反射板が林立している。7時31分に出発し、少し下って、7時32分に「四季楽園」の前を通過して、7時33分に鞍部の分岐に出た。開運山への道と、開運山を通らずに直接、御巣鷹山へ行く道との、分岐になっている。ここにはトイレがある。まずは、開運山へと登りにかかると、7時34分に「富士見荘」に出る。この富士見荘は現在営業しておらず、扉は閉まっていた。ここから急な木製階段を登っていくと、7時40分に開運山(三ツ峠山)山頂に飛び出した。
ここにも方位盤があった。富士山は相変わらず綺麗に見える。ここからも御巣鷹山への道があるので、7時47分に出発して、御巣鷹山へと向かった。7時50分にNTTの電波塔の横を通り、7時52分に開運山(三ツ峠山)と御巣鷹山との中間点に下り立った。ここには、「三ツ峠山10分、中間点、御巣鷹山10分」という道標があるが、ここは、四季楽園から開運山を経由せず、直接、御巣鷹山へ行く道との合流点になっている。例によって、車が通れるような広い登山道である。7時55分に北口下山道の分岐点に着いた。「北口下山道、山頂、清八峠」との道標がある。ここから急な坂を登ると、7時59分に御巣鷹山山頂で到着した。山頂には電波塔があり、その周囲を一回りしたが、山頂の標識もなにもない。ただ、電波塔の金網の中に「標高1760m」という石柱があった。なんのためのものかは分からなかった。
8時04分には下山にとりかかった。8時06分に北口下山道との分岐を過ぎ、8時08分に中間点に達し、ここからは、開運山への道を分けて、車道もどきの広い登山道を下っていった。8時13分にトイレのある分岐点を通過し、8時17分に尾根下の分岐点まで戻った。ここからは、往路を下って行くのみだ。8時27分にベンチのある平坦地を通過して、8時44分にトイレのある登山口へ下り立った。8時45分に車の駐車地点へたどり着いた。
さて、今日は夕方から用事があるので、早く帰らねばならない。9時30分に一宮御坂ICから中央高速に上がり、11時00分に諏訪湖SA,でトイレ休憩をとり、11時50分から12時20分まで駒ヶ岳SAで食事休憩をして、13時00分に恵那峡SAで休憩、13時50分に関ICで高速を下り、途中で給油と洗車をすませて、14時20分に帰宅したのであった。