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高ボッチ山(1,665m)
平成24年7月22日(日)
長野県塩尻市
この週末は天気が悪く、結局先週から2週続けて山へは行けなかった。それでも、今日は何とか天気は持ちそうだったので、急遽、昨日テレビで放映していた「高ボッチ山(1,665m)」へ行くことにした。テレビでは北、中央、南の各アルプスと富士山の絶好の展望台とか言っていた。それに山頂まで来るまで上がれるとか。これは行くしかない!!
遅めの9時40分に出発した。10時00分に関広見ICから東海環状自動車道に上がり、土岐JCTで中央自動車道に移る。恵那峡SA,駒ヶ岳SAで休憩し、12時30分ころに岡谷ICで長野自動車道を下りる。国道20号に出て、塩尻方面へ北上する。国道20号は、やがて、塩尻峠を越えて下りとなる。その下りの途中に「高ボッチ高原」の案内標識がある。ここで、右折して高ボッチ高原への道に入るが、この交差点は信号もなく、右折すると、えっ!!こんな狭い道なのか!!と狭い道である。しかし、交差点には案内板があり、迷うことなく、高ボッチ高原へ到達できる。

さて、狭い道を上がっていくと、やがて、「これより高ボッチ高原」という案内板が出てきた。さらに1kmおきに、「高ボッチ高原まで○km」という看板も出てきて、安心して上がっていくことができる。そして、高ボッチ牧場が現れる。ここでは、観光草競馬が開催されるらしい。

さらに、上がっていくと、展望台があり、広い駐車場もあるが、まだ、ここは山頂付近ではないらしい。そこにある案内図によって、高ボッチ山はまだまだ先であると知り、さらに上がっていくと、電波塔が現れ、すぐに駐車場があった。



13時10分ころには、駐車場に着いた。駐車場に駐車場は舗装されていないが、無料でかなり広い。大きな案内図と高ボッチ高原、アルプス展望台という石柱があった。天気は曇りであったが、山頂近くになるとガスが出てきて、結局、何も展望は得られなかった。

さて、高ボッチ山はと案内図を見ると、ここから歩いて数分のところであった。車道から歩道への入口には案内図があり、「高ボッチ山頂まで400m」という道標もある。草原の中の遊歩道を緩やかに登っていく。まったく気持ちのよい草原である。自分には、ビーナスラインで上がる車山高原や美ヶ原高原よりも、数倍もこの高原の方が好きだ。こちらの方が絶対お薦めだと思う。山頂への登山道の他にも草原の散策路がいろいろ用意されている。それらの散策路を利用して、高山植物の観察をしている人もいる。

さて、ほんの数分でピークのような高みに出て、ここには高ボッチ高原という標柱があった。しかし、案内図によると、ここはまだ山頂ではなく、すぐ先の鞍部に休憩小屋とそこから登り返した所にピークが見えるが、そのピークが高ボッチ山の山頂のようだ。

早速、そちらへと歩いていく。ガスのため相変わらず、展望は開けない。晴れていれば素晴らしい展望なのであろうが残念である。山頂にはすぐに到着した。先人が数人くつろいでいた。グライダーで遊んでいるグループもある。

ガスのため展望はなかったが、本当に気持ちがいいので、ゆっくりと昼寝でもしていたい気分であった。名残惜しいが下山して、今度は鉢伏山(1,928m)の登山口を確認しようとスカイラインを奥の方へと進んだ。約15分車で走ると、鉢伏山(1,928m)の登山口があるらしい。そこは、優良駐車場と有料トイレがあるように案内図にはなっている。その鉢伏山の登山口へ行く途中に「崖の湯温泉」への分岐があった。この分岐三叉路には広場があって、車はいくらでも駐車出来る。ここに駐車して歩いて鉢伏山へ登ることも出来る。鉢伏山登山口の方には、「鉢伏山まで6km」という道標があった。林道なら6kmといってもそんなに苦痛ではなかろう。そのうち、山道がどれくらいあるのかはわからないが。この地点の標高がすでに1,500mか1,600mなのであるから、鉢伏山山頂まで標高差は300〜400mしかない。まあ、鉢伏山は次回にして、ここから「崖の湯温泉」の方へ下った。
「崖の湯温泉」は、山間地にひっそりとたたずむ温泉地で雰囲気はなかなか良さそうだ。秘湯とう感じであろうか。なお、崖の湯温泉のそばに高ボッチ温泉もあった。これこそ樹林の中の一軒宿のホテルであった。
「崖の湯温泉」からは、センターラインも現れ、道幅も広くなり、走りやすいが急さかと急カーブは相変わらずである。そして、広域農道へ出て左折し、さらに国道20号へ出て、信州そばを食べてから、14時00分ころに塩尻ICから長野自動車道へ上がった。あとは、高速道をひたすら渋滞もなく順調に走り、17時00分に帰宅したのであった。
高速代往復で5千円、ガス代は往復で3,300円であった。ワンゲルの例会に十分対応できると思った。鉢伏山は、手軽にアルプスの展望を楽しめる2,000m級の山なのだ。高ボッチ高原の散策だけなら、なおさら、さわやかな高原気分が味わえる。絶対お薦めである。