![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|
小 谷(699.4m)・塔 ノ 倉(715.7m)
平成23年2月26日(土)快晴
揖斐郡揖斐川町東津汲
本日は、来週の例会の下見に訪れた。最終的に残雪の状態を確認するためである。天気が良くて小津三山の眺めがとてもよかった。例会の時間と同じように行動しようとしていたが、夜は用事があり、午後からも用事があったので、午前中に帰宅するため、早朝、5時30分に出発した。そして、「聖心殿」を目指した。聖心殿を登山口にして、小谷から塔ノ倉へと周回しようと思っていた。鉄塔巡視路を利用して、鉄塔103へ登り、そこから尾根へ上がり、尾根を小谷へ登る。小谷から林道へ下りて、林道を歩いて塔ノ倉の尾根に取りついて、塔ノ倉へ達する。後は鉄塔巡視路を利用して、鉄塔104を経由して聖心殿へ戻るというルートである。しかし、聖心殿へ着いてみると、なんと、聖心殿から先の林道が除雪してなくて、進むことができない。それで、このルートをあきらめて、前回の下見と同じ東津汲林道から登って、小谷からさらに塔ノ倉まで往復しようと考えた。
東津汲林道のお墓までは除雪してあったが、お墓の前に着いたときの第一声は「雪が多いな。」であった。しかし、今日は装備も万全だ。聖心殿を回っていたため、時間が押していた。それで、早速準備をし、ストックを持ち、足元にはスパッツを付けて、6時37分に出発した。お墓の横の登山口には、積雪が20cmくらいあったが凍っていた。雪の上には何の足跡もない。ここを登ると、植林に入るが、植林の中は残雪が少なく、所々土がでている。それで、ワカンは付けずに残雪のないところを選んで登って行った。しかし、登っていくにつれて残雪量が多くなり、雪の上を歩かざるを得なくなった。それでも雪が凍っているので、ワカンはなくてもよかった。しかし、倒木の上の雪は薄いため、ずぼっと踏みぬいてしまう。それでもワカンは我慢した。6時52分に1番目の平坦地、7時04分に2番目の平坦地、7時12分に3番目の平坦地をそれぞれ通過していった。この尾根の登りは、急登なのであるが、その急斜面が緩やかになったり、また、急斜面になったりと、急斜面と緩斜面の繰り返しであり、この緩斜面になったところは、それまでの急斜面からみると、平坦地に見えるのである。平坦地というのは、この緩斜面のことをいうのである。そして、7時21分に標高516m地点に着いた。
ここは明らかに平坦地である。右手が少し開けて明るく、尾根筋が見える。ここで、ワカンを装着し、7時31分に出発した。やはり、ワカンを付けると楽に歩ける。今度は逆に雪の上を選んで登っていく。7時34分に掘割り状の場所を横断し、7時38分には植林の中に1本だけ雑木のある場所を通過して、いよいよこの尾根一番の急坂に取りつく。この斜面は、特に残雪が多い。なんとか、この急坂をクリアすると、7時43分に林道の終点に飛び出した。林道は前回の下見時と同じように残雪で真白になっている。積雪量は50cmくらいであろう。北側の展望が開けている。7時45分に出発し、ひと登りし、7時54分に平坦な尾根に出る。ここからは、葉をおとした雑木の間から小津三山が見える。ここからは、右手へ進んで、植林の中へ突入し、最後の登りになるが、すぐに山頂台地に出る。7時59分であった。休憩時間もすべて含んで1時間半の行程である。山頂は植林のため展望はない。前回も三角点は確認できなかったが、今回も残雪量は同じようで三角点を探し出すことはできなかった。それより、塔ノ倉まで往復することを優先した。
8時02分に出発して、山頂から北東へ下ると、8時10分に林道へ下り立った。ここは林道が四つ辻になっている。どの道を行くのか?と迷ってしまう。地形上から判断すると、一番左の林道が正解であろう。林道を進むと、すぐに左手に小津三山の真っ白な雄姿が見えてくる。素晴らしい眺めである。右山で尾根を回り込んで行くと、ますます小津三山の眺めが良くなる。いつまでも見あきない。8時24分には林道が分岐している場所につくが、この付近からの眺めが一番良い。小津三山から西台山まで見えてくる。この先すぐにも林道の分岐があり、左へ進む。あとは、林道をひたすら歩くが、ワカンがよく利いて快適に歩ける。そして、8時38分に林道分岐に出る。この林道の分岐点から塔ノ倉の尾根に取りついてもよいのであるが、分岐を左へ曲がってさらに進んだ。すると、8時42分に取りつき点に着いた。ここには左手にもみの木が1本あり、右手には目印のテープがあった。取りつき点は間違いないが、ちょっとした段差をよじ登らなければならない。先ほどの林道分岐から取りついた方が楽なような気がする。それとも雪がなければこちらの方が取りつきやすいのか?回答は得られないまま、とにかく尾根に取りついた。尾根は広いので、方向を誤りやすい。8時58分にピークを越える。方向を定めて、南へ下る。9時01分に鞍部を通過して、9時13分にピークに立つ。ここが標高716mのピークであろう。左手は雑木林、右手は植林の境界を進んで、9時22分に塔ノ倉山頂に着いた。山頂三角点は植林側から少し抜けた雑木林の中にあるようだが、ここでも三角点は積雪のため発見できなかった。測量の残骸があるので、山頂と確認できたのである。そこへ別のパーティが上がってきた。ここを山頂と確認しあって、写真を取り合った。
9時31分に下山した。9時35分にピークを乗り越し、9時38分に鞍部を通過した。9時40分にもう一つのピークを越えて、9時48分に林道へ下り立った。9時50分に林道分岐を通過、9時59分にも林道分岐を通過して、すぐに展望のよい林道分岐に来たが、この時間になると、陽のあたる場所はワカンを付けていてもズボズボと沈むようになる。10時14分に小谷の下の林道の四つ辻分岐点に着いた。復路は小谷へ登らず、林道をそのまま歩いて終点まで行くことにした。10時32分に「久瀬村防災行政無線局」「栃谷中継所」という無線設備に着いた。このために林道がついたのであろうか。そうではなかろう。やはり、林道は林業のためにできたのであろう。そんなことを考えながら、10時27分に林道の終点に着いた。林道は距離が長いので、小谷を経由した方が早かったのであろうか。いや、やはり林道の方が早かった。すぐに下りにかかり、10時30分に1本のもみの木のそばを通過して、10時31分に516m地点の平坦地を通った。10時35分、10時39分、10時44分にそれぞれ傾斜が緩やかな地点を通過した。ここでワカンを外して、10時48分に出発し、10時55分に駐車地点に下り立った。これで午前中に帰宅できるはずだ。途中で給油したが、12時00分に帰宅した。