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早池峰山(1917.0m)

平成22年8月21日(土)晴れ
 
岩手県大迫町
 

早池峰山(1,917m)

 

                 平成22年8月21日(土)晴れ

 

今年は、東北の百名山を精力的に登っているが、今回は早池峰山と蔵王山と那須岳を計画した。前日の20日金曜日に休みを取って、これを移動日に当てた。10時25分に出発して、途中のスーパーで食料を仕入れ、そして11時15分に関ICから高速に上がった。休日特別割引の適用のためには、金曜日のうちは高速を下りることができない。金曜日は移動日であり、登山口の近くのSAまで行き、そこで車中泊をして、日付が変わっってから高速を下り登山口へ向かう計画なのだ。夜は運転がしずらいため、昼間の時間帯を移動に当てた。そんなわけで、東海北陸自動車道〜北陸自動車道〜磐越自動車道〜北陸自動車道と適宜に休憩や食事を取りながら順調に走り、21時15分に車中泊の予定SAである前沢SAに到着した。

早速、車中泊の準備をして、持参したビールを飲み、就寝した。しかし、暑さのためかなかなか寝付けない。うとうとしただけで起床予定の2時00分を迎えた。起きて、洗面だけをすませて、すぐに出発した。夜明け前に登山口に着かねばならない。釜石自動車道の終点、東和ICで高速を下りた。カーナビもないし、地図を頼りに登山口を目指したが、幸い「早池峰山」や「早池峰ダム」という道路標識があり助かった。「古田トンネル」もあり感動した。

3時36分に登山口へ着いた。河原の坊には段々畑のような駐車場があるが、小田越には駐車場はない。やむなく小田越まで車で送ってもらい、河原の坊の駐車場で待機して貰うことにした。したがって、予定していた小田越登山口からのピストンでなく、小田越から登り、河原の坊へ下山する周回コースとした。

そして、明るくなるのを待ち、4時36分にいよいよ小田越登山口を出発した。まだ薄暗いがヘッドランプを点けるほどでもない。最初は樹林の中で木道がある。また、最初の方は坂も緩やかである。4時59分に樹林を抜けたと思ったら、そこが一合目だった。ちょうど、山端から朝日が昇ったところで、先客が朝日ですよと教えてくれたので早速シャッターを切った。ここには「早池峰山山頂1.9km、小田越0.8km」という道標がある。さて、樹林を抜けると岩がごろごろしている登山道になる。岩ごろの登山道をさらに登って、5時23分に三合目を過ぎ、5時36分に五合目の御金蔵と呼ばれる平坦地に着いた。ここには「早池峰山山頂1.0km、小田越1.7km」という道標がある。ここで、いったん坂は緩むが、またすぐに急な坂道になる。朝日が出たので、背後の雲海や薬師岳がきれいに見える。また、上を見上げると山頂の岩稜が見え、そこへ続く登山道も確認できる。また、山頂の避難小屋らしい赤い屋根も見えてくる。そうすると、5時56分に鉄製のはしごの場所に達した。下のはしごは1本であるが、上のはしごは2本並んでいる。これを乗り越えるとすぐに剣ヶ峰の分岐点である。6時07分に到着した。道標は「小田越2.3km、早池峰山山頂0.4km、剣ヶ峰1.2km」となっている。ここで写真を撮っていたら、朝日が昇ったところ(一合目)で追い越した登山者が追いついてきた。先に出発した。木道がある。平坦地を進み、6時12分に「門馬5.4km」という分岐を過ぎると、岩がごろごろした坂道となり、これをクリアして、6時16分に早池峰山山頂避難小屋の前に飛び出した。山頂は避難小屋の後ろの平坦地であった。「河原の坊2.5km、鶏頭山5.1km」という道標や「十合目」という石柱、早池峰神社奥宮という石碑もある。かつてはここに神社があったのであろうか。いま神社は、隅の小高い場所にあった。ここで広場を移動して写真を撮ったりしていたら、先程の先行者が登ってきた。たぶんお花を撮影していたのであろう。なんといっても花で有名な山なのであるから。

それと入れ違いくらいに、6時36分に河原の坊へ向けて、下山にかかった。こちらも急峻な岩場の登山道と聞いていたがなるほど登りの小田越コースより急な感じである。慎重に下って、6時50分に「千丈ヶ岩、早池峰山山頂0.4km、河原の坊2.2km」という標柱ののある場所を通過した。下方からは登ってくる登山者が見える。また、左手には登りに使った小田越コースの尾根も見える。6時57分に「打石、早池峰山山頂0.7km、河原の坊1.9km」の標柱を過ぎて、さらに急さかを下っていく。7時07分に「御座走り、早池峰山山頂0.8km、河原の坊1.8km」という標柱の場所に降り立った。まだまだ、岩場の急さかは続く。そして、7時27分に沢筋に降り立つ。「早池峰山山頂1.1km、河原の坊1.5km」という道標があった。休憩中の登山者が「ここまで1時間で登ってきた。あと、1時間もあれば、早池峰山山頂につくだろう。」と話しかけて来たので、「下りでここまで1時間かかりましたよ。」と答えると、「もう30分もあれば、河原の坊へ下り着くであろう。」というので、「そうですか、ありがとう。あなた方は若いから1時間で登れるかも知れない。お気をつけて。」と言って別れた。7時34分に出発し、ここで沢を対岸(左岸から右岸へ)へ渡る。7時36分に支流を渡り、7時47分に右岸から左岸へと渡り、7時49分に左岸から右岸へと渡り返す。そして、7時50分にまたまた、右岸から左岸へと渡り、左岸側を下っていくと、7時57分と7時58分に堰堤の横を通過して、もう登山口は近いかな?と思ったら、また、沢に出た。この沢を8時02分に沢を右岸から左岸へと渡ると、そこが河原の坊の登山口であった。8時03分に駐車場に到着した。総合休憩所と公衆トイレがある。この時間は、駐車場は刳るまで一杯であった。

今日中にもう1山登らねばならないので、早速、次なる蔵王山へ向けて出発した。