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十石山(2524.8m)

平成22年6月20日(日)曇り
 
高山市上宝町
 

十 石 山(2,524.8m)

 

平成22年6月20日(日)曇り

 

今日は、十石山を目指した。北アルプスの乗鞍岳と焼岳の間にある山だ。岐阜長野県境は、南から乗鞍岳、十石山、安房山、焼岳と続く。北アルプスの稜線だ。乗鞍岳に引けをとるものでもない。

3時30分に家を出て、国道156号からせせらぎ街道を北上した。坂本トンネルも無料になったことだし、もしかして社会実験により、安房トンネル(中部縦貫道)も無料か?と思ったが、安房トンネルは無料ではなかった。750円→400円と割引ではあった。時間がなくて無料の安房峠を通る気はなかった。安房山へ登るのには峠まで行ったが・・・。

さて、安房トンネルを抜けて、上高地の入口へ行くと、いまは、上高地はマイカー規制でマイカーは沢渡でシャトルバスかタクシーに乗り換えないとだめらしい。沢渡の各駐車場では客引きの人が盛んに駐車場へ誘っている。この付近から白骨温泉へ行く分岐があるはずだが、見過ごしてしまった。結局、県道84号まで行くとになってしまった。国道158号から県道84号へ乗り換えて、乗鞍高原まで行った。

その乗鞍高原で右折して、乗鞍スーパー林道(上高地乗鞍林道)に入る。かつては有料であったが、いまは、無料になっているが、メンテナンスがなされていないため、一部では通行不能となっている。乗鞍高原から白骨温泉までは行けるようだ。

そんな訳で、スーパー林道を使って、乗鞍高原から白骨温泉まで行った。国道158号から白骨温泉へ行く、「県道300号白骨温泉線」は、現在土砂崩れのため通行止めとなっていた。

さて、白骨温泉に着いたら、そのスーパー林道の入口へ向かう。松本タクシー白骨営業所を通過し、すぐ先の三差路を右折すると、スーパー林道の料金所跡がある。しかし、白骨温泉の宿泊客が道路の片側を占領していた。なんとかそれらをすり抜けて、スーパー林道へ乗り入れる。荒れ放題の林道である。しばらく走ると、ゲートがあり車は進入できない。先客が2台ゲートの前に止まって、なにやら出発の準備をしていた。私はゲートの前でUターンして、すこし戻り、「中部電力の白骨無線局」という施設のの前の駐車スペースに車を止めた。この先のカーブミラーのところから登山道への入口があるのだ。

雨は降っていないが、朝露で笹が濡れていたため、雨合羽を着こんで、7時47分に出発した。スーパー林道から入ると、すぐに登山道がある。右手へ登ると、ベンチもあり、立派な登山道が続いている。それを登っていくと、7時55分には、「至 白骨0.5km」「至 スーパー林道0.4km」という道標があった。さらに登っていくと、今度は、「至 十石山」「至 白骨」「至 スーパー林道」という道標のある三差路に出た。ここで、左折して、十石山へ向かう。ここから登山道となる。最初は直登しているが、すぐにZ形に大きくジグザグに登っていくことになる。この急登をなんとか登り切ると、8時43分、緩やかな平地に出る。「○○○へ○q、安曇観光協会、さくらフィルム」という看板がある。また、帰りに気がついたが、「標高1790.3m」の看板もあった。まだ、500m近く登らねばならない。8時46分に出発した。ここから平坦な道が続いたが、8時58分には坂の登りとなる。そして、9時00分には「夫婦コメツガ」の大木に出あい、9時02分にはまた平坦地になったと思ったら、9時04分には急な坂の登りとなり、9時15分には焼岳が樹林のあいだから望める場所に出た。ここにはトラロープが張ってあった。さらに坂を登ると、9時36分には平坦地に出るが、すぐに登り坂となり、9時56分には坂が緩やかになったと思ったら、登山道に残雪が現れ始めた。10時17分から23分にかけて、合羽を脱いだ。

ここからが我慢の登りで、10時53分にやっと、森林限界に出た。しかし、残雪も多くなり、登山道も分からなくなった。残雪の上を直登するしかないか!!と思いつつ。10時55分に出発した。残雪の縁を登ったり、トラバースしたりで、残雪の上部へ達し、登山道もわからないので、笹とハイ松の藪へ突っ込んだ。しゃにむに登ると、右手に十石避難小屋が見えてきた。これ幸いと、その小屋の方へ進むと、藪を飛び出した。そして、11時33分に十石避難小屋に着いた。稜線付近はガスが出てきて、山頂方面はよく見えないが、稜線上を左手の方へと進むと、右手ががけのように切り立った尾根を進んで、11時36分にハイ松の中に三角点を発見した。「十石山」の看板もあった。十石山山頂(2524.8m)だ。360度の展望があるはずだが、ガスのため周囲はなにも見えない。

11時40分に下山にかかり、11時43分に避難小屋に戻った。しかし、ガスは晴れるようすもなく、11時47分には下山した。残雪の斜面を慎重に慎重に下って、12時15分に森林限界に入った。ここからは、とにかくひたすらに下って、12時31分には樹林帯に入る。12時45分には平らな道から急な下り道へ変わる。12時46分には、また平らになったか思うと、12時47分には急な下りとなり、12時52分にも急な下りがある。12時54分に平らになり、すぐに急降下の道となる。13時03分にはトラロープのある場所に降り立った。急坂を下って、13時10分に平坦地になり、13時12分に「夫婦コメツガ」の大木を通過すると、13時13分に平坦地になり、13時22分には、「安曇観光協会」の看板と、「標高1,790.3m」の看板の場所に着いた。ここか急降下が始まる。13時43分に十石山への分岐となる三差路に降り立った。13時45分に「至 白骨」「至 スーパー林道」の道標を過ぎ、13時50分に駐車地点に戻った。

早速、帰路についた。安房トンネルと、中部縦貫道、東海北陸道を使って、17時10分に帰宅した。