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黒 津 山(1,193.5m)
平成22年3月22日(月・振替休日)
早朝に起床して黒津山へ行こうと予定を立てていた。5時に目覚めたが、朝食やら準備に手間取り、結局6時30分の出発となってしまった。登山口の確認は先日「大タワ」へ来たときに済ませているので心配はない。国道303号を西進し、約1時間で揖斐川町の坂内振興事務所前に着いた。その駐車場に止める。登山口は坂内振興事務所の裏手にある。「広瀬城跡」という遊歩道の看板があるのですぐにわかる。
7時37分に「広瀬城跡」の道標に従い、遊歩道へ踏み入れた。最初は竹林と植林の中の遊歩道を登っていく。しかし、どうも体が重い、昨日の疲れが残っているのだろうか?などと自問しながら登っていく。そのうち、遊歩道がすごい急坂になってきた。その急坂を登り終えると、やっと、広瀬城跡に飛び出した。ちょうど8時00分だ。広瀬城跡はちょっとした広場になっている。ミニのお城と石碑がいくつかある。そのうちの一つには「広瀬兵庫守」という文字が彫ってあった。
さて、登山口は?と周囲を見たが見つけられないので、適当に尾根に向かって歩き出した。ちょうど登ってきた方向からまっすぐに広瀬城跡を横切って行けば、尾根に乗ることができる。尾根は広く遊歩道の延長のようであった。はじめは緩やかであったが、やがて急な坂となる。そして、8時08分には、一旦坂は緩む(平坦地@)が、すぐにまた、急坂になる。それを登り終え、やせ尾根も越えて、8時30分にはまた平坦な尾根(平坦地A)に出た。さらに雑木林の急な坂を登って、8時49分に平坦地Bに着いた。さらに8時52分に平坦地Cを越え、この先(8時57分)で笹の茂る急な坂をよじ登り、9時05分に平坦地Dに着いた。この先でやせ尾根を越え、さらに急な坂を登ると、左から尾根が合流する平坦地Eに出た。9時41分であった。さらに10時15分に平坦地Fを過ぎ、10時31分に大きな平坦地G(910m峰か?)に飛び出した。これから目指す、「黒津山」やその手前の「アラクラ」がよく見えるが、まだまだ、遠く標高差も相当ある。
ここで、ワカンをつけ、10時45分に出発した。しかし、雪が溶けて、ブッシュが出ており、ワカンでは歩きにくいところが多々あり、途中でワカンを外した。10時59分に平坦地Hを、11時40分に平坦地Iをそれぞれ通過した。この間、引き返そうか、黒津山まで行こうか、アラクラまでにしておくか、と迷いながらも青空に後押しされて登った。13時までは登りに使って、それまでに黒津山に着かなくても、13時になったら引き返そう、と言い聞かせて登っていった。そして、12時05分にとうとう「アラクラ」山頂に着いた。すばらしい雪原と展望が広がっていた。蕎麦粒山や五蛇池山に圧倒される。
事前にネットで調べた所では、アラクラから黒津山までは30分くらいだから、これなら黒津山まで行けるだろうと、気をよくして、ワカンを装着し、黒津山へ向けて尾根を下っていった。12時40分に五蛇池山からの尾根に乗った。ここから一登りで、12時46分に「黒津山」山頂(1193.5m)に着いた。ここは「アラクラ」ほど広くなくて、樹林がじゃまをしているので、展望はアラクラの方がいいようだ。それでもとにかくすばらしい展望が広がっている。
しかし、時間がないので、ゆっくりもしていられない。まだ、あの雪庇の急坂や、ブッシュの中を下山していかなければならないのだ。12時58分には下山にかかった。13時02分に五蛇池山への稜線を分け、13時31分に「アラクラ」まで戻ってきた。やはり、相当疲れているため、下りでも登りと同じような時間がかかっている。急がねば・・・と気ははやるが足が付いていかない。しかし、油断はできない。雪の付いた急斜面では滑落の心配があるし、雪が溶けてブッシュの出たやせ尾根もある。慎重に下っていかねばならない。13時50分に平坦地Iを過ぎ、13時58分に平坦地Hに着いて、ここでワカンを外し、行動食を摂った。そして、14時20分に下山を開始した。14時30分、14時42分に坂の緩やかな場所を通り、14時46分に大きな平坦地Gに着いた。ここまでくれば安堵感が増す。しかし、まだまだ危険な箇所はあると気を引き締めた。14時52分に平坦地Fを通過し、14時59分に平坦地Eを越えると、左へ曲がって、急な坂を下る。さらにその先ではやせ尾根を渡り、15時12分に平坦地Dに下り立った。そして、笹の繁る急な坂を滑り降り、15時25分に平坦地Cに下り立つ。そして、15時33分には平坦地Bを過ぎると、今度は雑木林の急な坂を下る。そして、平坦地Aへ出る。この先ではやせ尾根を渡り、その後、急な雑木林の中の坂を下って、15時49分に平坦地@に着く。その後、しばらくして、15時53分に「広瀬城跡」に着いた。あとは遊歩道を下り、16時09分に駐車地点へ戻った。
約8時間歩き通しの山行きであった。反省点は、登山時期が悪かったのと、体が万全ではなかったことだ。でも、山頂まで往復できて良かった。16時20分に出発し、ぴったり1時間かかって、17時20分に帰宅した。