![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|
大タワ(1,067.6m)
平成21年3月14日(日)快晴
あまりの天気の良さに誘われて、残雪の山「大タワ」へ登った。前夜の飲み過ぎがたたり、出発が遅れたので、登山口へ着いたらすでに10台ほどの車が止まっていた。登山口は国道303号から夜叉ヶ池の登山口の方へ分岐したすぐの所だ。手前には「夜叉姫の里」という宿泊施設があり、駐車場の前には「夜叉姫神社」がある。道路は除雪されているため、雪はないが路肩には50センチほどのすごい雪がある。
早速準備をして、10時23分に出発した。登山口はすぐ先の生コン工場のフェンスの脇にあると聞いていたので、車道を歩いて生コン工場へ向かった。10時28分に生コン工場の横に着いたが、しかし、生コン工場のフェンス脇は積雪のため登山道の見分けがつかない。積雪の中をフェンスに沿いに山裾へ向かい、あとはそのまま急な斜面をよじ登った。すると、斜面にジグザグについた、登山道らしきものに出た。それでその登山道をたどると、10時39分に尾根に乗った。あとは迷うこともなかろう。たんたんと尾根を登っていくのみである。10時51分には坂が緩やかになる尾根に出た。背後の山々がせり上がってくる。11時08分にも傾斜が緩やかな尾根に出た。さらに11時16分にも緩やかな尾根に出た。このように尾根(道)は急な坂になったり、緩やかになったりして高度を稼いでいく。登山道があるのかどうかは雪の下のためわからない。11時22分にも緩やかな尾根になり、ここでは尾根が右へ曲がっている。
11時36分にはちょっとしたコブを越え、すこしだけ下りになる。11時48分には右から尾根が合流しており、左へ曲がって少しだけ下る。そして、登りに転じると急な坂となる。この坂の途中でワカンをつけたが、その先でストックのつばをなくしてしまった。見つからないだろうが、帰りには注意してくだろう。12時03分に平らな尾根に出た。この先で下りとなり、鞍部を過ぎて登りに転じると、最後の急な登り坂になる。ぜーぜーと喘いで喘いで、そして、12時34分とうとう頂上台地の一角に出た。東尾根との合流地点か。ここが周囲より一番高くて山頂のようでもあるが、先人の足跡はさらに先へ続いている。三角点は台地の西寄りにあるらしいので、足跡に従って、平坦な頂上台地を西の方へ行ってみると、12時41分、「大タワ」(1,067.6m)という山名板のぶら下がった木が離れて2本ある場所に着いた。その間に三角点があるだろうが、雪の下になっており、確認できない。足跡も多く付いている。東から南の方面の展望がすばらしい。とりわけ、蕎麦粒山の三角形のとんがりが目に付く。その背後には真っ白な御嶽山が浮かんでいる。ここから、さらに足跡は土蔵岳の方へと続いていたが、今日は出発が遅く、時間がないので、ここで休憩して引き返した。
12時47分に下山を開始した。12時51分に頂上台地の東端に出て、ここから一気に急降下した。13時11分にコブを過ぎる。ワカンをつけた場所まで下ったが、ストックのつばは見つからなかった。13時12分には平らな尾根を過ぎ、左へ曲がって急な下りとなる。13時19分にも平らな尾根を過ぎ、13時28分にはワカンをはずした。13時30分に出発すると、13時38分にも平らな尾根になり、左へ曲がって下る。以後、13時41分、13時45分、13時50分にも平らな尾根を通過して、13時55分には尾根から右の斜面へ下る場所に着いた。もう生コン工場が見える。登りの時に使った登山道もあるが、途中で斜面を滑り降りた。すると、畑に出た。右手に夜叉姫神社が見え、畑の中に足跡があったので、それに従って進み、14時03分に駐車場に戻った。ところが、ザックにつけおいたワカンがなくなっていた。これはイカンと、引き返して探すことにした。疲れて足が動かなかったが、休み休み登って、斜面から尾根に出たところで、下山してきた登山者がいて、「ワカンですか?」と声をかけられた。「ワカンを落としたので、探しに来ました。」というと、「ここに落ちていますよ。」と拾ってくれた。「ああ、よかった。ありがとう。」と答えた。少し登り返しただけで見つかって本当に良かった。さらにボールペンもなくしたし、今日はなくしたものが多かった。それでもワカンが戻ったのは大収穫である。