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守屋山(1650.3m)

長野県伊那市

平成21年11月21日(土)晴れ 

守 屋 山(1,650.3m)

 

平成21年11月21日(土)晴れ

長野県伊那市

 

日本百名山ではないけれど、その山頂からは日本百名山が33座数えられるという好展望の山だというので出かけて見た。さらに今日は山仲間のIさんが同行してくれるというので、心強く、楽しい山行きとなった。

早朝5時30分に集合して、関ICから高速に上がり、一路、伊那ICを目指した。天気予報があまりよくなかったので、心配していたが、道中は晴れ間も覗き、東へ行くにつれて良い天気になってきた。6時40分から7時00分まで、恵那峡SAで朝食休憩を取り、7時46分に駒ヶ根SAでトイレ休憩を取った。そして、8時05分に伊那ICを出て、国道152号で杖突峠へ向かった。登山口に着く頃は完全に晴れの天気で、きれいな青空が広がっていた。なんとラッキーなことだろうか。

国道152号の伊那市と茅野市境にある「杖突峠」が登山口なのだが、今日は雨が降り出す前に登ってしまおうと思い、さらに登山時間を短縮するため、林道を使って「分抗平」まで車で乗り入れた。実はここが登山口となっているである。8時57分に着いたが、すでに先客が1台止まっていた。横浜ナンバーである。

さて、早速準備をして、9時07分に出発した。この分抗平は、ザゼンソウの群生地らしい。その案内看板がある。また、避難小屋や東屋、さらに簡易トイレもある。キャンプ場のようによく整備された場所を通り抜け、登山道へ踏み込む。いきなり急登であるが、それもしばらくで、9時13分には尾根に出た。登山道は雑木林につけられているが、登山道の脇には背丈の低い笹が茂っている。雰囲気のよい登山道である。9時13分である。息を整えて、9時15分に出発した。さらに尾根を登っていくと、9時23分には尾根の途中で、「守屋山」という道標のある場所に出た。前夜の降雪だろうか、登山道にも積雪がある。急坂は滑って危ない。9時32分に「ここは胸突坂、がんばれ東峰まであと10分」という看板のある急坂に達した。すぐ上に鎖場があるので、小休止して、気を引き締め、9時33分に登りを開始した。すぐの9時34分には鎖場を通過した。そして、9時37分に立石口コースが合流する場所に出た。この付近から主尾根に乗ったようだ。9時38分に出発すると、まもなく東峰山頂が見え、9時42分に東峰(1,631.2m)へ飛び出した。

360度遮るものはなくもなく、すばらしい展望が広がっていた。想像したとおりの山頂であった。しばらく展望を楽しんでから、ここより20m高いという、西峰へ向けて、9時48分に出発した。西峰へは一旦鞍部へ下ってから、登り返すこととなる。天気が良いので目の前に西峰が見えている。東峰から下ると、すぐに「守屋神社」の奥宮がある。なぜか鉄柵で囲ってある。これを過ぎると、すぐに守屋神社(古屋敷)への下山道が分岐している。道標があり、「守屋山西峰」「守屋神社(古屋敷)」となっている。これを通過して、9時56分に「守屋山三角点→」という道標を過ぎ、9時57分にピークを越える。さらに、9時59分によくカモシカが上に立つという、「カモシカ岩」を通過する。そして、山頂直下の避難小屋を10時06分に通り過ぎ、10時07分に守屋山頂上(西峰)(1,650。3m)に飛び出した。こちらの山頂も展望は申し分なく、また、東峰の山頂より広く、芝生状の草が生えており、休憩に適している。

先客が1名くつろいでいた。我々も早速昼食休憩に入った。野菜を持ち寄って、もつ鍋パーティである。寒いときには体が温まる鍋物が最高だ。ビールを背負って来なかったのが悔やまれる。それでも1時間30分も長居をしてしまった。

11時28分にようやく腰を上げて、下山にかかった。直下にある避難小屋の内部を覗いてみた。きれいに整頓されているが、難点は狭いので宿泊は窮屈であろう。が、泊まれないことはない。まあ、避難小屋なのであるから、なにもかもを望んでも無理というものである。11時30分に小屋を後にして、先を急ぐ。11時38分に中間のピークを越えて、11時44分に東峰まで戻ってきた。ここで最後の眺望を楽しみ、11時51分に下山した。11時54分に「立石口コース」の分岐を通過し、12時02分に尾根の途中の「守屋山」の道標の場所を過ぎて、12時14分に登山口の避難小屋へ下り立った。

国道152号沿いの杖突峠からここまで林道を車で上がったおかげで、午前中に下山して来ることができた。時刻が早かったし、それになにより、あまりによい天気だったので、もう1つ山へ登ろうと、意見が一致して、私が以前登ったことのある「入笠山」へ行くことにした。