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今回は、ワンゲルの行事である。8月の夏山例会として企画実行した。しかし、参加者は2名という寂しい例会となった。しかし、そんなことは意に介さない。山へ登れればよいのだ。 さて、土曜日の夕方、16時00分に岐阜駅で相棒と待ち合わせた。岐阜では花火の当日であったので、渋滞が予想され、そのまま岐阜各務原インターへ向かった。高速の通勤割引を有効に使うために集合時刻を設定していた。岐阜各務原インターから中津川インターへ、さらに伊北インターで乗り直し、須玉インターまで順調に到着した。しかし、インターを下りて、増富温泉へ向かう途中で、アクシデント発生。なんと、パンクしてしまった。幸い、パンク修理材を持っていたので燃料補給と同時にパンク修理をする。近くのコンビニで食料を調達し、改めて増富温泉へ向かう。21時00分ころ瑞がき山荘前の無料駐車場に着いた。登山者用にこうした無料駐車場があるのは有り難い。満天の星を眺めながら、ビールで宴会を始めた。翌日の強行スケジュールを思い、早めに切り上げて車中泊とした。 3時30分ころ起床し、ヘッドランプで登山準備をして、3時45分に登山を開始した。駐車場から瑞がき山荘まで戻り、山荘前の登山口から登り始める。ヘッドランプでの登りは周囲が見えず、登山道の状況などわからない。4時05分に林道へ飛び出す。これは駐車場から続いている林道であるが、駐車場の奥でゲートにより閉鎖されており、一般車は通行できない。しかし、すごい悪路である。この林道を横断して登山道は続いているが、登山道の道標とともに、「里宮神社参道」という案内板もある。小休止のあと、4時10分に出発する。ここからも急な登りが続き、これをこなすと、尾根に出る。尾根にはベンチがおいてある。相棒はスイスイと登り、ベンチに座って待っていた。4時19分に着き、4時21分に再出発した。4時30分に水場を通過すると、富士見平小屋は近いと思わせ、4時34分に富士見平小屋に着いた。ここでヘッドランプをはずした。 ここでは、昭和58年にOL殺人事件があったと聞いたが、いまはそんな面影などあろうはずはない。テント泊のパーティもあり、平和な富士見平の雰囲気であった。ここは、金峰山と瑞がき山との分岐点になっている。小屋の左側を登っていくと瑞がき山であり、小屋とその奥にあるトイレ棟の間の道を斜めに登っていくと金峰山である。この金峰山への登山道へ、4時42分に踏み込んだ。左山でトラバース気味に登り、やがて、4時52分に左の尾根へとあがる。尾根をジグザグにあがったあと、また、左山のトラバース道となる。このあたりは石がごろごろしており、木の根っこもあり、歩きにくい。そうするうち、5時18分に鷹見岩に到着した。相変わらず、左山で進むが、ここから、道は下りになり、沢筋にある大日小屋へと向かうようだ。沢を横断すると、まもなく、5時26分に大日小屋に飛び出した。 右下に大日小屋が見える。水場もその小屋の前のようだ。水を補給して、5時38分にこんどは大日岩へ向けて出発した。小屋から大日岩が見えるが、すごい急登に見える。実際、登山道は岩まじりの急登であった。ゼイゼイいいながらも、がまんがまんの登りで、6時07分にやっと大日岩にでた。 すごく大きな岩が直立している。ここを、6時12分に出発したが、ここからは、しばらく尾根道であり、アップダウンのピークに6時39分に着いた。ここには、「金峰山―大日岩」という道標があった。このさき、6時52分にも「金峰山―大日岩」の道標がある場所に達し、6時55分まで休憩した。さらに、7時04分から7時07分まで休憩し、7時13分に樹林帯を飛び出して、好展望の岩尾根にでた。「千代の吹上」と言われるところか? 天気はいいのであるが、霞がかって遠望は利かない。しかし、金峰山の山頂や五丈岩もはっきりと確認できる。しばらく、休憩しておにぎりを食べる。エネルギーを補給したあと、7時25分に出発した。尾根筋のためここちよい風が吹き、暑さを和らげてくれる。左側は緩やかな斜面であるが、右側は断崖絶壁である。7時38分には金峰山小屋と金峰山への分岐に着いた。「金峰山山頂」、「金峰山小屋」という道標がある。これを右手の道に入り、右手の尾根へ向けて直登する。大きな岩がむき出しの道で、登りにくいが両手を使ってよじ登る。そして、7時45分にこれまた大きな岩のある尾根に飛び出した。 ここから、五丈岩はもうすぐだ。8時05分に五丈岩の前にでた。ここには、方位板と山頂標識がある。ここが山頂か?いやいや、すぐ前の岩の高みに三角点があるらしい。8時08分に三角点のある山頂(2,598m)に着いた。山頂標柱には2,599mと書いてあるが。 さて、展望は360度遮るものはないのであるが、残念ながら、霞がかって遠くは見えない。期待した富士山も霞の中。まあ、しかたないか。雨が降らなかっただけでも「よし。」としなければ。ここで、おにぎりを食べて休憩した。8時34分に下山した。8時35分に五丈岩の前に来た。見ると、若者が五丈岩に登ろうとしていた。登れるのかどうか見たい気もあったが、先を急いだ。 しばらく尾根を歩くと、尾根から下りになり、8時47分に下りにかかると、8時50分に尾根下の金峰山小屋との分岐点に着いた。ここからトラバース気味に歩き、尾根上で8時56分から9時00分まで休憩し、さらに尾根を進んで、9時07分にいよいよ尾根から下る場所に来た。ここで、樹林帯へ突入する。つまり、展望ができなくなるということだ。樹林帯を下って、9時37分に大日岩まで戻った。ここでも休憩。出発は9時44分であった。ここも急坂を下り、10時00分に大日小屋に着いた。早速、水を補給して瑞がき山へ向かう用意をし、10時13分に出発した。沢を越えて、緩やかに坂道を登って行き、10時21分に鷹見岩に到着した。ここからは、下り一方なので安心だ。10時40分に尾根からの下り口に着いた。ここから、急降下することになる。10時46分に富士見平小屋に着いた。多くの登山者がくつろいでいた。ここは、金峰山と瑞がき山との分岐点になっているが、どうも、瑞がき山へ登る登山者の方が多いようだ。2山を登るのならいざ知らず、金峰山へ単独で登るなら、反対側の大弛峠からの方が近いのが原因ではないか。富士見平からは、瑞がき山へ登り、金峰山は大弛峠からそれぞれ登るというものだ。我々は、こんな遠くまで来たのだから、隣接する2山を同時に登らないという手はない。 そんな訳で、11時26分に今度は、瑞がき山へ向けて出発した。小屋から尾根へと登り、尾根を乗り越えると、右山でのトラバースで緩やかに下っていく感じである。トラーバース道から最後に急坂を下ると、11時42分に天鳥川に下り立つ。大勢の登山者が休憩していた。我々は、ここはノンストップで通過する。天鳥川の支流の沢の右岸沿いに登山道は登っている。やがて、12時00分には、この支流から離れて枯れ沢を登るようになる。あまりの急登に、途中で、12時07分から12時14分まで休憩し、12時30分には大ヤスリ岩の下部に到着した。ここで、12時33分まで休憩し、最後の登りにかかる。そして、12時49分に山頂尾根の分岐点に飛び出した。左へ行くと、「黒森」という道標がある。瑞がき山は右へ行くのだ。右へ行くと、やがて、鉄はしごがあり、これを登ると、山頂に飛び出した。 瑞がき山(2,230m)の山頂だ。 下山は、13時15分である。13時19分に「黒森」との分岐に来て、ここで尾根から下りとなる。13時55分に枯れ沢を下り終え、天鳥川の支流の沢筋にたった。そして、14時04分に天鳥川へでた。ここで休憩し、14時11分に出発した。急坂を登って、休憩し、トラバース道を緩やかに登っていき、尾根を乗り越えると、すぐに富士見平小屋が見えてくる。14時40分に富士見平小屋に着いた。ここで、デポしておいた荷物をまとめ、14時52分に最終章の下りにかかる。15時09分に林道へ達し、15時15分まで休憩後、出発。15時28分に駐車場へ戻った。12時間に及ぶ2山日帰り踏破の山行きの終了であった。 15時45分に車をスタートさせ、帰路に就く。16時25分に須玉インターから高速にあがった。途中、恵那山トンネルで、タイヤの空気圧が不足しているという警告灯がつき、恵那峡サービスエリアで空気を補充して再出発した。小牧東インターから小牧ジャンクションまで、少し渋滞があったが、おおむね順調に19時30分に名古屋インターで下りる。相棒をアパートでおろし、再び名古屋インターから高速に乗って、20時08分に岐阜各務原インターまで来た。帰着は20時40分であった。 |