今日は、熊野古道を歩くつもりであったが、中止になったので、どこへ行こうかと思案した挙句、今通っている鈴鹿山脈の最北端の山々へ行くことにした。所用を済ませていたら、11時になってしまった。それでも、「阿弥陀ヶ峰」へ向かった。国道21号を西進し、関が原を越え、滋賀県の柏原駅を過ぎて、「梓河内」の信号で左折する。すぐに名神高速をくぐるが、そこには「彦根78」の番号がある。そのまままっすぐに進んで河内集落を通過する。その集落の一番奥で道が2分する。川も合流している。直進するとすぐに獣よけのゲートがある。右折してもすぐに同様な獣よけのゲートがある。右折したゲートのすぐ横に墓地があり、その前に駐車広場がある。車は4〜5台くらいとめられそうだ。そこに駐車して12時20分に出発した。
まず、鹿よけのゲートを開けて、林道へ入り、「注意書き」の通り、すぐにゲートを閉める。林道へ入るとすぐに鉄板の橋があるので、それを渡る。渡った先に「霊仙登山口」の看板がある。12時22分にここから登っていく。登山道はジグザグすることなく、植林の中を右山でどんどん登る。12時27分に「河内城跡→」の看板がある場所に着く。城跡を見たい気もあったが、今日は時間がないので素通りした。そして、12時43分に林道へ飛び出した。ということは、ここまで車で上がって来ることができるのか。林道を左へ進み、吊り尾根を越える。越えたところから、また、山道へ入る。12時47分に山道へ入るが、入り口にはこれとて看板も何もない。吊り尾根を渡ったところの右手の尾根に向かって掘割のような道があるので、わかるであろう。相変わらず、植林の中を登る。しばらくは右山で登ってきて、乗り越しに出て、今度は左山に変わる。ここから正面にみえるのが「阿弥陀ヶ峰」であろう。右手に「阿弥陀ヶ峰」を見つつ、左山でトラバースしていく。13時01分に岩屋に着いた。雨がしのげそうな空間が岩に下にある。「火の用心」の看板もある。さらにトラバースしていくと左上方が明るくなり、林道か?と思った。すると、尾根の先端に出たので、そこから左へ90度曲がって、尾根を急登したら、13時11分によい道に出た。しかし、林道ではないようだ。ワラビがたくさんある。ここに「作業道中尾線」という看板があった。それを右手に登っていくと、13時17分に林道へ出た。ここが林道の終点になっている。ここかまで車でこれるのかどうか?看板には「林道中尾線 河内まで6.8km」「河内へ60分」「霊仙頂上へ120分」となっている。車で来たとしてもここから120分もかかるのか。醒ヶ井や養鱒場からのほうが近いと思う。この登山道が廃れた原因か。「河内村おこしの会」の看板があったが、かつては登山道の整備もなされていたのであろう。しかし、距離が長いゆえに登山者が敬遠し、だから整備も進まず、悪循環で荒廃したのであろう。さて、ここから、山道を登っていく。すると、13時28分に「若森神社」に出た。こんな山の上に神社があるのかと驚かされる。まあ、昔はたいがい山の上にあったのであるから、驚くこともないか。休憩にはよい場所であるが、今日はゆっくりもしていられない。時間がないのだ。神社の付近にはワラビが多い。神社からしばらく登ったところに「ココワ 山東町梓河内 大平谷」という看板が地面に落ちていた。掘割の道を登り、13時36分に右山のトラバース道に入る。13時47分に坂が緩やかな場所で、「リョウセン ←→ 河内」という看板が地面に落ちていた。また、峠に出る手前の急な登り坂に「火の用心」の看板もあった。急な登り坂をジグザグに登りきると、14時04分に峠(乗り越し)に出る。ここには、「003」と書いた杭と「火の用心」と「リョウセン ←→ 河内」の看板があった。「阿弥陀ヶ峰」へは、ここから「霊仙登山道」をはずれ、右手の尾根を辿る。右の尾根へ入るとすぐに「001」の杭がある。14時16分に石がごつごつしたピークに出る。ここで、右手の尾根をたどるべきところを、間違えて直進して急な坂を下ってしまった。目の前にピークが見えたからだ。そのピークを「阿弥陀ヶ峰」と勘違いしたためだ。右から尾根が回りこんでいて、その尾根を辿ったほうがよいと途中で気付いたが、最短コースだと思って、下りきり、鞍部から登り返したが、そこは「阿弥陀ヶ峰」ではなかった。ここで、14時30分であった。気持ちがあせる。みると、さきにピークが見える。15時までに頂上につけなかったら、引き返そうと考えた。今度は右手の尾根を忠実に辿った。右手は植林、左手は雑木林の境を進む。14時43分にピークに着いた。ここも「阿弥陀ヶ峰」ではない。さらに下って、14時45分に鞍部をを通過し、急な坂を登ると、14時51分に「阿弥陀ヶ峰」山頂に着いた。三角点はない。石のごつごつした山頂だ。目標としていた15時が迫っていた。記念写真を撮り、14時57分に下山した。15時00分に鞍部を越し、15時01分にピークを越える。右が雑木、左が植林の境を下る。15時07分にピークに出た。ワラビが多い。ここから往路を辿らず、尾根を進んだ。大きく迂回して、15時14分に石のごつごつしたピークに着いた。そして。15時17分に「霊仙登山道」に合流する峠に着いた。15時32分に若森神社を通過し、15時36分に林道終点に出た。15時42分に岩屋を通過し、15時47分に右山から左山に変わる乗り越しを過ぎる。15時31分に林道へいったん出て、しばらく林道を歩き、15時53分にまた山道へ入る。16時04分に登山口に帰り着いた。よかった。