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北横岳(北八ツヶ岳)(2,480m)

平成18年10月14日(土) 晴れ
 
所在地
 
グループ

どうしても八ヶ岳に登りたいというご要望にこたえて、北八ヶ岳に登ることにした。八ヶ岳核心部の赤岳でも日帰りでいけないことはないが、それには早朝出発を余儀なくされる。前夜、あるいは、早朝出発ができない状態では、赤岳に日帰りすることは、神業的な超人能力が要求される。そんなわけで、北八ヶ岳の北横岳へ登ることにした。これでも八ヶ岳連峰の一員には違いあるまい。

出発は、800分である。関ICから東海北陸自動車道に乗り、美濃JCTから東海環状自動車道に乗り換え、さらに土岐JCTで中央自動車道に乗って、一路諏訪ICを目指す。さすがに土曜日の午前中ということもあって、中央自動車道は渋滞するほどでもないが、相当車の数が多い。駒ケ岳SAで休憩し、諏訪ICには、1100分ころ着いた。まず、国道20号に出て、国道299号からビーナスラインに入り、あとは道なりに横岳ピラタスロープウエーの乗り場に着く。

ロープウエー乗り場の前の無料大駐車場には、1138分に着いたが、準備しているうちに時間がたち、結局1200分のロープウエーに乗る。ロープウエーは、毎時00分、20分、40分の20分間隔で運転されていた。101人乗りの大型で、約7分で標高2200mの山頂駅に運んでくれる。あるいて登ると2時間30分の行程を7分というのは、魅力的だ。しかし、「山や」としては、少々気がひける。ロープウエーの切符を買うにあたって、「往復(1,800円)ですか?片道(900円)ですか?」と聞かれて、少々迷ったが、往復券を購入する。往復でも割引はないのであるから、片道ずつ買っても違いはない。実際、のぼりにはロープウエーを使い、下りは歩いてという人もいるようで、切符売り場の人も登山の格好をしている人には必ず確認しているのだという。

それは、ともかく、あっという間に山頂駅に着いた。そして、山頂駅前の「坪庭」に下り立ち、1222分、いよいよ北横岳に向かって登山を開始する。「坪庭」は右回りにぐるっと一周するように散策路が設けてあり、一方通行になっている。これだけ人が多いのだから、一方通行もうなづける。散策路は路面がコンクリートで固めてあるところもあり、観光客が歩きやすいようになっている。われわれは、散策路の途中から左折して、1230分に北横岳の登山道に入る。北横岳まで60分の看板がある。ここからは、人の数がぐっと減ってくる。散策路ではなく、登山道であるという趣旨の看板が立ててあるためか。これから、登る北横岳の山腹の縞枯れ状態がくっきりと見える。北横岳へは、「坪庭」になっている台地上の地形からいったん下りて、北横岳の尾根へ向かって登ることとなる。1234分に鞍部に下り立ちここで沢を渡る。沢といっても水流はなく、木橋が設置してある。ここから、登りに転じ、ジグザグに登っていく。縞枯山方面の縞枯れ風景や、坪庭を上からのぞいて満足する。12時58分に尾根に飛び出す。ここは、三ツ岳、雨池峠方面への分岐点になっている。道標があり、「三ツ岳、雨池峠」、「七ツ池、北横岳」、「坪庭、ロープウエー」という看板がかかっている。ここからは、いままでの急登と違って、緩やかに登っていくと、1303分に「北横岳ヒュッテ」に着く。

右へ下りると、七ツ池であるが、それは帰りに見ることにして、山頂へと一気に上がる。しかし、ここからはまた急登となる。そして、1315分に山頂三角点についた。天気はよいのであるがガスがかかり、蓼科山も見えない。八ヶ岳方面も見えない。残念だ。ここには、「北峰、亀甲池、大岳」、「七ツ池、ロープウエー、三ツ岳」の道標があり、最高点は向こうの北峰であるらしい。1319分に北峰に向けて出発し、1322分に北峰に到着した。たくさんの登山者がくつろいでいる。われわれも、早速、昼食とした。風が吹いてきて、じっとしていると寒くなってきた。熱いコーヒーを入れて飲む。そして、他の登山者も次々に下山していくのでわれわれも1407分に腰を上げた。1409分に三角点に着き、少々休憩し、14時11分に下山を開始し、1418分に「北横岳ヒュッテ」に戻った。ここで、「七ツ池」へ寄り道する。1420分に「七ツ池」に着いた。七つの池があるのかと思ったが、2つしか確認できず。1430分に「北横岳ヒュッテ」に戻った。あとは、一気に下るのみ。1435分に「三つ岳」方面への分岐を過ぎ、尾根から分かれて、斜面を1451分に鞍部を通過、1458分に「坪庭」の散策路に出た。「坪庭」は一方通行になっているので、左へ曲がって進む。ゆっくり、ゆっくりと坪庭の散策路を歩いていき、「坪庭」の台地を下りると、1507分に「草原の山荘」への分岐に出た。ここを左にとって、1511分に山頂駅に着いた。すぐにロープウエーが発車するというので、飛び乗った。15時20分には山麓駅に着き、1530分には、出発した。帰りは、高速を使わず、一般道で帰る。

ビーナスラインで茅野市へ出て、岡谷へ向かい、さらに辰野町から伊那市へ出て、権兵衛トンネルで木曽谷へ抜けた。あとは、国道19号で恵那市へ。ここで遅い夕食をとり、一路岐阜へ。帰宅は2200分ころであった。