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久しぶりに三重県方面の山へ向かった。今日の山は、「局ヶ岳」、「堀坂山」とともに、伊勢三山と呼ばれている白猪山である。なんでも伊勢湾を航海する船の目印になったとか。それだけ伊勢湾からよく見える山のようだ。反対に山頂からは伊勢湾が展望できるはずなのであるが、今日はあいにくの天気のため、展望は望めないであろう。 午前5時10分に家を出て、まずは、長良川堤防を南下していく。そして、桑名市で国道1号を経て国道23号に出る。ここから四日市、鈴鹿、松阪へと抜けて、松阪市内で尾鷲方面の案内で、国道42号に分岐して、さらに国道166号で飯高方面へ向かう。この国道にのれば、あとは1本道である。安心して、24時間営業のスーパーに立ち寄り、朝食と昼食用のおにぎりとパンを買い込んだ。 さて、国道166号を西進すると、やがて、「白猪山登山口」の看板が国道右側に見えてくる。登山口はいくつかあるようで、1つめを見逃しても、次の登山口があるので、どの登山口から登るかはそれぞれの考えでよかろう。私は、一番手前の登山口へ入ったが、これが一番最短コースのようである。国道166号から右折したら、集落の中の細い道を奥へ奥へとあがっていく。ところどころに「白猪山登山口」の標識があるので、迷うことはないが、とにかく坂を登っていけばよい。途中の案内地図によると、途中の集落内の広場に駐車場の表示がある。しかし、集落の最上部にある砂防堰堤までは、車であがれるようだ。私は、行けるところまで行こうと、集落内を上部へと登っていく。砂防堰堤は確認出来なかったが、集落の最上部には、水道施設のようなものがある。その付近に駐車すべきであろうが、ここまであがってくると、付近には駐車する広場がない。それで、どこまでコンクリートの舗装道が続いているのかと、さらに上ってみる。しかし、2WDの一般車では、スリップして上れないヘアピンカーブがある。ずるずると下がって、再度、勢いをつけてチャレンジし、ローギヤでなんとか上って行った。こんなことを繰り返したが、結局、車で上ることを諦め、林道脇の広場に車を止めて、歩くことにした。時間的にも距離的はそんなに稼いだことにはならなかった。さて、小雨が降り出していたが、準備をして8時26分に出発した。すぐに「白猪山」の案内板があった。さらにコンクリート舗装道を登っていくと、8時28分には小屋の前に出た。農作業の小屋であろう。犬が数匹つないであり、ワンワンとうるさい。ここの前を通り過ぎると、坂を登って尾根の乗り越しに出た。ここは標高400mで、三叉路になっており、直進は大城方面、右は山頂、手前は都、谷方面という標識がある。標識のとおり、反対側からも大城地区からの登山道があがってきており、合流している。いま登ってきたのは、都、谷地区からの登山道となっている。ここで、右へ曲がって尾根を登っていく。そして、8時41分には標高500mの案内板のところに着いた。さらに8時51分には標高600mの案内板がある三叉路に着いた。ここには、左は矢下方面、直進は山頂方面、手前は大城、都、谷方面という案内板がある。左から矢下地区からの登山道が合流しているのである。相変わらず人工林の中の登山道を登っていくが、ここからは、掘割状の道となる。そして、9時07分に開けた明るい場所に飛び出した。ここには、標高730mという看板と、左は石尊大権現、直進は山頂、右は小ピーク(展望台)という看板がある。しかし、相変わらず、小雨が降り続いており、この天気ではもちろん展望は望めないからと、山頂への道を急いだ。実際、ガスっていて周囲は真っ白で何も見えなかった。この付近にはワラビがたくさん生えていた。ここからは、尾根が切り開いてあり、両側には雑木が茂っていた。草地の急坂を喘登すると、9時17分に木製の立派な展望台のあるピークに着いた。周囲の山の案内図もあった。さらに右方向に山頂を示す看板があったので、そちらへ進んでみると、9時18分に山頂の三角点(819.7m)にたどり着いた。山頂を示す山名表示板もあった。周囲は切り開いてあり、展望は良さそうであるが、今日は真っ白なガスが見えるだけである。休憩する気にもなれず、9時24分には下山した。9時30分に標高730m地点の分岐を過ぎ、9時37分に標高600m地点の分岐を通過した。9時47分に標高500m地点を過ぎ、9時50分に標高400m地点の分岐まで下ってきた。ここからコンクリート舗装の道になり、9時52分に作業小屋を通過して、9時53分に駐車地点に戻った。早速、車に乗り込んで、慎重に狭い林道を下って、国道166号に出た。このあと、ウオーキングに行くのであるが、雨が本降りになってきた。 |