カレンダー  岐阜県の山 東海の百山 ぎふ百山 続・ぎふ百山 日本百名山 愛知130山 岐阜県外の山 岐阜の山旅


京塚山(854m)

平成18年3月5日(日) 晴れ
 
郡上市八幡町
 
グループ

       (登山口から望む京塚山)

さて、ことしはたくさん雪が降ったが、郡上地方ももう雪は解けたであろうと、郡上市八幡町の京塚山へ登ることにした。

 国道156号で八幡町へ入り、せせらぎ街道を明宝町方面へ向かう。小野地区を過ぎ、旭地区へ入ったら、右側にある介護老人福祉施設「せせらぎ緑風苑」の看板の交差点で右折して、吉田川に架かる「旭大橋」を渡る。すぐに県道320号線に突き当たるので、突き当たったら、左折する。この県道320号線は、国道472号(せせらぎ街道)と吉田川を挟んで並行して走っている。あとは、道なりに進んで行くと、左手に「口明方小学校」が見えてくる。旭大橋を通り過ぎてしまったら、口明方の「JA」や「交番」がある信号交差点で右折して、中央橋を渡り、県道320号線に突き当たり右折して少し戻ると、右側に口明方小学校がある。この小学校のグランドの南端から、東へ入る市道がある。この入口に「高雄山遊歩道」の看板があるので、確認する。ここから真っ直ぐに山へ向かうと、民家の間を抜けて、すぐに林道となる。この林道は、槇洞谷林道らしいが、この林道入口(民家(青木友吉氏)のすぐそば)に水道施設と「高雄山登り口」の木柱がある。ここが登山口となる。高雄山は京塚山への登山道の途中にあるのだ。高雄山山頂を経て、京塚山へ登ることになる。水道施設の脇に1台の駐車スペースがあるので、そこに止めて登山準備をしていたら、青木友吉氏が来て、京塚山の登山道の話をしてくれて、路駐ではあんきにないから、車も自分の空き地に置いていけと言っていただいた。それで、ご好意に甘えておかせてもらうことにした。

さて、準備をして、9時21分に出発した。登り始めるとすぐにフェンスの扉にぶつかる。「獣害防止のため、必ず閉めること。」という看板があるので、これを開けてくぐり抜けまた閉めておく。この扉をすぎ、フェンスに沿って登ると、9時25分に「100m」という札が木に付けてある場所に着く。ここからフェンスから離れ、きれいに手入れされた植林の中を登っていく。登山道は堀割のような道である。9時37分に「500m」の札を通過し、9時40分に「600m」の札に着いた。ここまでは、結構急登であったが、この付近から緩やかな尾根道となる。こうした「100m」おきの札は、口明方小学校が付けたようだ。小学校の児童が「高雄山」まではよく登っていると思われる。9時45分に「800m」、9時50分に「1000m」、9時53分に「1100m」の札を通過する。この付近に何かの跡地と思われるような平地があった。そして、9時55分に「高雄山山頂高雄薬師堂跡」という立て札のある平地に着いた。なるほど、この付近に薬師堂があったのであろう。この立て札の上部に赤い屋根の祠があった。これが薬師堂か?登山道へ戻ると、「1200m」の札があった。ここを9時59分に出発し、京塚山へと向かう。10時01分に「1300m」の札がある。登山道はここから左山でトラバースしていく。トラバースせず、このまま尾根上を直登しても京塚山へたどり着けるように思うが道はない。まあ、登山道をたどるのが無難であろう。さて、トラバースしていくと、いままでの手入れのされた植林とはうってかわって、手入れのされていない植林と雑木まじりの林となり、やがて、雑木林になってくる。尾根を越え、正面に京塚山から南へ延びる稜線が見えてくると、数回ジグザグに切って高度を稼ぎ、10時12分に沢を越える。この沢を越える当たりが道も不明瞭だし、この登山道中、唯一危険な場所でもある。沢を越えて、さらにトラバースして、10時17分に尾根に出た。この尾根を登るのかと思ったら、少しだけ尾根を登ってまた左山でトラバースしていく。10時21分にも尾根を越え、10時30分にやっと京塚山からの稜線上の鞍部に出た。ここを左(北)へ曲がって登っていく。右手は植林、左は雑木の境の尾根をたどる。やがて、10時35分に左手に大岩が出てくる。そして、10時39分に石仏のある「京塚山山頂(854m)」に着く。付近をさがしても三角点は見つからなかった。樹林が邪魔をして、展望はほとなどなし。わずかに八幡町の市街地と西方面が見えるだけである。10時51分には下山した。10時54分に大岩を過ぎ、10時56分に稜線から下りる鞍部に着いた。11時00分、11時02分と尾根を乗り越え、11時04分に沢を越えた。11時09分に手入れのされた植林地へ入り、11時11分に「1300m」を通過して、11時12分に「1200m」の高雄山山頂の薬師堂跡地を通過する。あとは、順調に下って、11時17分に「900m」、11時18分に「800m」、11時21分に「600m」、11時22分に「500m」、11時25分に「300m」、11時28分に「100m」と過ぎて、11時29分にフェンスをくぐって、11時30分に駐車地点へ戻った。

         (京塚山山頂の石仏)

 上石津町の3山トリプル登山の最後は、この目地子である。勢州峠へ登ったあとだったので、勝地峠から下多良集落の方へ下って、ここから谷畑集落へ向かう。鍛冶屋川沿いに上流へ向かい、川の畔の福祉バスの「谷畑バス停」から右に曲がり、谷畑集落の中をすり抜けていく。民家を過ぎると、山裾で道は2つに分岐する。左は寄ノ谷林道らしいが、これを左へ取って進むと、道ばたの作業小屋を2つほど通り越して、また二又になる。この分岐のところに広場がある。車が5〜5台くらいとめられそう。この先は荒廃していたので、この広場に車を止めて、歩くことにした。12時21分に出発し、左のコンクリート舗装された林道を登っていく。12時34分に橋を渡って、沢の左岸へ出る。左岸沿いに登ると、12時37分に左への分岐がある広場に着いた。この分岐の付近にも広場があるので、車でここまで登ってこられそうである。しかし、ここから橋を渡って分岐している道は、崩壊して荒廃していて車は全く通れない。土砂崩れの岩を除けながら登っていくと、12時37分に終点の広場に出た。ここから、梵天や養老山脈が見えた。広場の隅に壊れた小屋があり、この小屋の横からさらに林道はのびていた。しかし、もちろん荒廃がひどく、歩くにも難渋する。とにかくせっかく道があるのだから、これをたどって登っていった。そして、12時48分に本当の林道終点に着いた。ここにはおびただしいワラビがある。ここまでの林道の脇にも相当なワラビがあるが、ここは一面ワラビという感じである。その中に植林されたばかりの幼木が広がっている。さて、ここから左の尾根に出て、植林間近の幼木と雑木林の境の尾根を登っていく。12時53分にコブに出て、さらに登っていく。ここから右側の幼木が少し大きくなった。植林されてからの年数が違うのであろう。

13時02分に山頂かと間違うような平坦地に着いた。しかし、まだ先に高みが見えたので、そこまで行くことにした。さらに大きくなった右側の植林を見ながら登ると、13時10分に雑木林の中の目地子山頂(481m)に着いた。三角点はないが、雑木の幹に「メジコ481」と「目地子481」と彫った文字があった。雑木のため展望は利かず、13時16分に往路を下山した。13時18分に手前のピークに着き、13時21分と13時22分にコブを越えて、13時24分に林道終点に出た。あとは、林道を快調に下って、13時33分に壊れた小屋のある林道終点に出た。さらに13時38分にコンクリート舗装に林道へ合流し、13時40分に橋をわたり、13時44分に車へ戻った。もう帰宅するだけ、疲れた身体にむち打って、車を飛ばし、15時30分に帰宅した。3山トリプル登山の完成だ。