養老の滝の近くにある表山。恥ずかしい話であるが、インターネットを見ていてこの山の存在を知った。この山へは登ったことがなかったので、早速、出かけることにした。7時00分に自宅を出たが、出るのが遅かった。それで、通勤ラッシュに巻き込まれ、結局、8時過ぎにしか着かなかった。一旦、「滝駐車場」まで来て、ここから戻りながら、登山口を探した。滝駐車場から700m戻ったところということであった。まず、堰堤のある沢の大きな右カーブを過ぎ、次の大きな右カーブのところの左手に登山口があった。木に「表山90分」という白い札がつけてある。下からあがってくると、2つ目の大きな左カーブのところである。山側の切り土の上の木に白い札が付いている。まあよく探せば、わかるであろう。ちょうどカーブの内側に2、3台駐車できる広場がある。もっとも混雑時は駐車禁止であろうと思われる。いまは紅葉の時期なので養老の滝も混むだろうが、今日は平日なので他の車もなく安心である。なにはともあれ、準備をして8時30分に出発した。8時38分には「養老公園境界標」というコンクリートの杭があった。さらにあがると、8時42分に道は90度右へ曲がって登っている。8時54分に持参した「表山」の看板を木に取り付けた。さらに登って行くと、9時12分には岩稜地帯がある。炭焼きの跡であろうか。そして、9時12分にも「表山」の看板を取り付けた。その後、9時25分には右手に崖のある尾根に付いた。左手は雑木林と人工林の混在する斜面であるが、右手は切り立った崖の尾根を登っていく。9時38分に急登を終え、一旦緩やかな斜面となるが、また、すぐに急斜面となる。前方主面にピークが見える。あれが、目指す表山かと思ったが、あとでそうではないと思い知らされることとなった。そして、9時43分に2本の桧が並んで立っている場所を通過した。廻りは灌木で、いかにも頂上が近いと思われたが、登り切って9時50分にたどり着いた平らな場所は頂上ではなかった。周囲は植林地になっている。その中をさらに斜面は続く。そして、足元に笹が現れると、頂上は近いと感じられる。10時09分にやっと頂上(838.5m)に着いた。周囲は樹林に遮られて見晴らしはなし。ただ、北西の方が開けて、ピークが見える。廻りの木に「表山」の札が多くかかっていた。また、「養老山頂 ハイキングコース」という看板もあった。そこで、持参した「表山」の札を付け、早めのラーメンを食べた。そして、10時37分に
養老山頂の方へと下山を開始した。「もみじ峠」を経て、下山しようという訳である。登山の前に参考のためと、インターネットで調べたサイトに「アマゴ沢」の記述があったが、それを目指して下った。登りと同様に登山道は全くないが、わずかな踏み跡と目印のテープがついているので、なんとかそれらをたどることができる。尾根をはずさないように下つと、右手の下方から沢音が聞こえるようになる。これが、「アマゴ沢」であろうと確信した。そして、11時24分に尾根上の鞍部(乗り越し)に出た。左手は急なキレ落ちた斜面であるが。右へは緩やかに下って、沢が流れている。このまま尾根通しに行くか、沢へ下って、沢沿いに下るか、迷ったが、結局沢身へ出ることにした。そして、11時31分に「アマゴ沢」の沢身に立った。あとは、この沢を下って行くのみと、右へ左へと渡ったりしながら、ひたすら下った。すると、11時42分、右から沢が合流している場所に出た。「この先行き止まり」という文字だけ読める看板と、「養老山頂 ハイキングコース」という表山で見たものと同じ看板があった。そして、すぐ下流に「笙ヶ岳 40分」の看板があった。それで、ここが「笙ヶ岳」と「表山」との分岐点だとわかった。以前に「笙ヶ岳」へ登ったときの記憶がよみがえってきた。ここから先は明瞭な道がある。沢の左岸側の道を登ると、11時46分に養老山登山道の道標がある三叉路に出た。右は「大洞登山口 1.2km 30分」、左は「もみじ峠 0.4km 15分」となっている。「もみじ峠」の方へ登っていくと、11時53分に「もみじ峠」に着いた。ここには、「大洞登山口 1.6km 40分」、「旧牧場 0.2km 5分」という道標があった。旧牧場を目指して、木の階段を上がる。そして、12時00分に旧牧場(アセビ平)へ着いた。ここの道標は、「旧牧場」、「笹原峠 1.6km 60分」、「養老登山口 4.2km 70分」、「もみじ峠 0.2km 5分」となっている。また、付近に「アセビ平 770m」の札もある。ここから養老登山口まで70分もあるのかと、思ったより遠いなと感じた。しかし、もうこの林道を歩くしかない。12時14分に「養老登山口3.0km、旧牧場1.2km」の立て看板を通過し、12時27分に「栗の木平」の看板のある広場に着いた。ベンチもあるが、ゴミが散乱し、休む気にもなれない。さらに林道を下って、12時45分に「旧牧場3.4km、養老登山口0.8km」の標柱を過ぎる。そして、12時48分に神社(神社の名前は判読できない。)とトイレを通過する。12時52分に「アセビ平(旧牧場) 4.0km 90分」、「登山道入口 0.2km 5分」、「三方山 2.0km 90分」の道標に着いた。養老山への分岐点である。12時56分に滝駐車場の林道入口に出た。あとは、滝駐車場からの車道を下って、13時03分に駐車地点に着いた。やれやれである。