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天ヶ岩(1049m)名

岐阜県下呂市萩原町
 
平成16年7月20日(火) 晴れ
 
グループ

 
 昨日の鳳凰三山へ登った疲れがとれていないので、近くの低山を登ろうと、物色していてこの天ヶ岩を見つけた。早速、出かけることにし、8時30分に自宅を出発した。関金山線で下呂市金山町へ出て、ここで国道41号に乗る。そして、下呂市萩原町まで行く。この萩原の奥田洞が登山口となる。国道41号がサイラノで、JR高山線を高架で跨ぎ、歩道橋をくぐり、左側にドライブインがある場所を過ぎると、「赤岩」というバス停がある。このすぐ先で右折して、奥田洞へ入っていく。集落を通り過ぎ、そのまま山の方へ進むと、自然と林道へと変わる。どこからが林道なのかわからないが、入口にも何の表示もないので、確認しようがない。脇道もあるが、道なりに進む。そうすると、砂防堰堤があり、その脇に「砂防指定地 飛騨川支流今井谷砂防ダム」という標識がある。これを確認すれば間違いなし。あとは、どんどん林道を終点まで行く。しかし、相当な悪路なので、注意してほしい。国道41号から約4.0kmくらいで林道終点になる。その200mくらい手前に「天ヶ岩登山道、近道500m」という看板が左手にあったが、とにかく終点まで行くことにした。さて、林道終点は、広場になっており、「天ヶ岩の由来」という大きな看板がある。車は10台以上止められるであろう。とにかく林道走行に時間がかかってしまった。
さて、11時08分に出発する。まずは、登山道はどこ?と探すが、なかなか見つからない。なんと、登山道は下る方についている。このまま下っていってしまうのなら、この道は諦めないと行けないと思うと、一転して登りとなる。下の沢筋まで下って、そこから沢筋に沿って登っていくような道になっている。11時11分に木橋を渡る。さらに続いて2つの木橋を渡り、11時13分にも同じような木橋を渡る。こうして、木橋により沢をあちこち渡りながら登っていく。そして、11時18分におおきく右へUターンするように曲がる。ここから平坦地となる。右手眼下にいま登ってきた沢筋の道が見える。11時20分に平坦地は終了し、左へ90度曲がって、コンクリートの階段を登る。登り切ると尾根上となる。ここから先はすっと尾根を登っていくことになる。また、コンクリートの階段は、さらに5カ所ある。全部で6カ所のコンクリート階段を登り切ると、11時33分に無線中継所に着く。なんと、無線中継所と思われる場所には何もない。電波塔?などはすべて撤去されてしまって更地になっている。今後再建するつもりなのであろうか。それらは不明のまま。

さて、左手に高みがあるので、そちらが天ヶ岩であろうと、そちらの方への縦走路を探した。ここまでの道とは比較にならないほど、草が茂って見つけにくいが、なんとか踏み跡が確認できた。笹道を尾根を歯辞さないように、アップダウンを繰り返し、11時44分に1,052mのピークに着いた。ここには、御料林三角点(?)と、3mくらい離れて三等三角点がある。御料林三角点のそばには「小林荘六」と書いたプラスティック杭がある。三等三角点の脇に朽ちた測量用の白板があった。その他に山頂を示すものは何もなし。展望はというと、周囲の樹林に遮られて見えない。それで、11時47分には出発して、先の「天ヶ岩」へ急いだ。

11時50分に天ヶ岩へ到着した。岩の上に上がって見ると、なるほど、展望がよい。位山三山や御前山がきれいだ。ただ、松の木や雑木が大きくなっており、展望が多少遮られているのは残念である。久しぶりに山頂でゆっくりしようと、ガスを沸かして、ラーメンやコーヒー、おやつを食べる。小1時間休憩して、12時39分に下山を開始する。林道で見かけた「天ヶ岩登山道 近道」の看板のところへ下りようと、往路とは逆の方へ下り、12時40分に笹の茂る鞍部に着く。木に青いテープが巻いてあったので、ここが下り口であろうと、そこから左の谷へとかなりの急傾斜を下る。はじめは踏み跡もあったが、すぐに踏み跡は消えてしまった。しかし、この沢筋を下ればよいと考えて、道なき沢筋を下った。すると、12時52分に踏み跡を発見した。道は、沢の右岸側についていた。後は、この踏み跡を快調に下って、12時59分に林道へ出た。先ほど、車で確認したとおり、「天ヶ岩登山道 近道」の看板の場所であった。よかった。ここから林道を歩いて、終点まで戻った。13時04分に林道終点の登山口に着いた。林道の脇にはタラの芽がたくさんある。