休日であったが、病院へ行ったため、遅くなってしまった。それで、近くの山を登ろうと思い立ち、上石津町の2つの山に目標を定め、9時30分に出発した。長良川右岸堤防を南下し、輪之内町から揖斐川に架かる福束大橋へと向かう。福束大橋で揖斐川を渡り、今度は牧田川をさかのぼる。そして、養老町から上石津町へ入る。上石津町を国道365号で縦断して、一番南から県道139号へ右折し、時山集落を目指す。県道を走ると、時山集落の手前に「時山橋」がある。ここから先が時山なのであろうか。この時山橋を渡ったところに、右手に三重用水の取水施設があり、左手にふくらみがあるので、このふくらみ(広場)に車を止める。
最初に「猿登」へ登って、13時26分に帰着した。ここから車を時山集落方面へ走らせると、すぐに高橋がある。この先で幾里谷林道が右へA角に分岐している。ペアピンのようにカーブしてこの幾里谷林道へ入り、すぐの三叉路を左折すると、右手に鉄製の階段があり、その先は行き止まりで広場がある。資材置き場であろうが、この広場に車を止めた。そして、13時35分にこの鉄製階段から巡視路をたどって登った。鉄製階段の登り口に関西電力の巡視路案内板がある。番号は消えかかっていたが、なんとか「NO.398」と判読した。先ほどの猿登への登り口にある鉄塔が「NO.236」なら、これは「NO.238」くらいかと思われるが、判読ミスであろうか。さて、鉄製の階段を登ると、さらに尾根に木の階段で道が付けてある。そして、13時43分に鉄塔に出た。巡視路はここからまっすぐ西へトラバースしていくので、ここからは巡視路を離れ、藪へ突っ込み、尾根を直登した。藪といっても疎林で、灌木もなく、楽に登れる。しかし、坂は急である。右手の幾里谷側は急峻にキレ落ちており、危ないのでなるべく反対側の方を登った。途中、あまりの急登に、樹林の間から右手下に鉄塔が見える当たりで、13時57分から14時00分まで休憩した。なんだか今日は体が重い。さきほどの「猿登」のときから感じていた。それで、ゆっくりと登った。14時19分に急登が一段落した。ここで、すこし左へ尾根筋が曲がっている。樹林の間からピークが見えるが、あれが高塚なのか。尾根はまた急な登りとなるが、14時30分には尾根が広くなってくる。左の方を登った。14時43分に尾根がしまってくると、足元には灌木が茂ってきて、歩きにくくなる。やがて、灌木がなくなり、足元には細かい笹がうっすらと出てくる。そして、尾根が広がって、14時54分に広い台地状のピークに達した。これが高塚ピークであろう。しかし、樹林で展望が利かない。それで、もうすこし先へ歩いてみる。すると、やや下り気味に進み、14時55分に右手が明るくなり切り開きが現れた。そこからは、幾里谷を隔てた対岸の、先ほど自分がいた猿登が正面によく見えた。そして、やや右手には烏帽子岳と伊勢湾方面がかすんでいた。もっと先へと進んで見たが、樹林の中を緩やかに下っていくようなので、引き返し、15時18分に下山することにした。15時20分に薄く細かい笹のある最高点を通過し、15時23分には尾根が狭まって灌木が現れる所へ入る。15時28分に灌木がなくなり、広い尾根を下る。15時35分に坂が緩やかになると少し右へ曲がって、また、急な尾根を下る。15時47分に鉄塔に飛び出した。ここからは鉄塔の巡視路をとおり、15時51分に車へ戻った。なんとか下山できた。
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